2005年12月30日

056:at stake

[意味を取りましょう]
Its survival as a nation was at stake.



■試訳
「その国の, 国としての生き残りが危機に瀕していた」

■Hop
○いつも当HPを見ていただいてありがとうございます。

今年の配信は本日30日が最後となり、新年は2日から再開いたします。

大学受験の方は本番までもう少し、TOEIC受験生もお正月明けに試験がありま
すね。

来年3月あたりから、TOEIC用音声配信を予定しておりますし、直近に
はリサ用に作ったセンター対策参考書や長文対策参考書の配布も画策してお
ります。

メールマガジン・HP・参考書作成など、私も皆さんのお役に立てるよう精一杯努力いたしますので、来年も一緒にがんばってまいりましょう。

○さて、今年最後のポイントはstakeという単語についてです。

まずは本来の意味から。

☆drive a stake

「くいをうつ」

◆stakeのそのままの意味=「杭(くい)」

話は変わりますが、driveは「背中をどんっ」のイメージでしたよね?
(044:drive参照)

「くいの背中をどんっとやる」んですから「くいを打つ」っていう意味。

○ところで、stakeは「ステーク」として日本語でもよく使われています。

「中山競馬場でのスプリンターズステークスで負けました」

「営業部の野口さんはステークホルダーマネジメントがうまいよ」

これは高校生には分かりづらいかもですね。

上は競馬のG1レースの名前に「ステーク」が使われています。

下の「ステークホルダー」とは「利害関係者」という意味。

ビジネス用語です。

どちらも「お金(をもうける)」場面ですよね。

何で「くい」が「金儲け」の文脈で使われるんでしょう。

■Step

○イギリスって今も昔も賭け事の大好きなお国柄。

William Hill、Ladbrokeなど多くのBookmakerがしのぎを削っています。

昔は祭りなどで村人が集まってよく賭け事をしていた。

しかし賭けの倍率を紙に書いてみんなに見せようとしても後ろのほうまで見えない。

だからそばにあるくいを抜いてそこにぶら下げて、高く掲げてみんなに見せた。

ここから、stakeといえば賭けをするassosiation(連想) が出てきました。

◆stake=「賭け(をする)」

○それでは次の英文を直訳してください。

His life is at stake.

「彼の命が杭のところにある」

⇒「彼の命が賭けをしている状態にある」

賭け事って一寸先は闇ですよね?

そこから

「彼の命はやばい」

の意味になります。

◆at stake=「やばい、危機だ、ピンチだ」

○それでは本文。

Its survival as a nation was at stake.

「その国の、国としての生き残りが賭けをしているような状態だった」



「その国の, 国としての生き残りが危機に瀕していた」

stakeといえば「賭け事」

このイメージを大切にしてください。

分かりましたでしょうか?

☆本日のポイント☆
*stakeのそのままの意味=「杭(くい)」
*stakeの比ゆの意味=「賭け(をする)」
⇒at stake「危機に瀕して」


posted by マサ at 21:47| 必須熟語? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月29日

055:ask out

[意味を取りましょう]
I get pretty timid when it comes to asking girls out.


■試訳
「私は女性をデートに誘うとなるとかなり臆病になってしまう」

■Hop
○おはようございます。

本日はask out「デートに誘う」というイデオムについて考えます。

ところで、言葉というのは、目の前にないものを頭の中に浮かばせるのが本来の役目。

たとえば「いぬ」と聞けば頭の中にあの口が長くて尻尾のある舌をべろーんと出したあいつが浮かびますよね。

つまり「言葉=イメージ」といってもいい。

参考書や辞書にはaskの意味がたくさんかかれています。

ask「頼む、尋ねる、見舞う、招待する…」

これらの共通イメージを考えたことありますか?

[頼む]
「ねぇ、自習室にパジャマで行かないでくれる?」

[尋ねる]
「ねぇ、24日って一人だったんだっけ?」

[見舞う]
「ねぇ、ぎっくり腰大丈夫?」

きりがないのでまとめます。

◆askの意味、というかイメージ
=「ねぇ、…?」

○これさえ押さえておけばaskの日本語なんて知らなくてよいです。

そんなものは文脈が勝手に決めてくれます。

たとえば

「お世話になった人を夕食にaskした」

これは

「ねぇ、夕食食べに行きませんか?」ということですよね。

つまり「招待する」とかです。

英語だとこんな感じ。

☆Iasked to dinner a person who gave me much assistance.

■Step
○次

「気になる女の子を映画にaskした」
Iasked a girl to the cinema

これはもちろん「デートに誘う」です。

私が言いたいのは、ask outが「デートに誘う」という意味なのではないということ。

askの意味と特定の文脈が重なればask単独で「デートにさそう」という意味になるんです。

「ねぇ、…?」にあわせると「ねぇ、映画行かない?」ですよね。

○ちなみに映画館って自宅にはないですよね。

普通、家の外や会社の外にあります。

つまりout。だから

Iasked a girl out to the cinema

とask…outともいえる。

「私+誘った+女の子を+外へ+映画へ」。

デートの文脈では外へ行くことが多いですからaskの後ろにoutがよくつくというだけ。

別にoutがなくってもいいです。

○次の文はどうですか?

I asked a girl in to my house.

別にask inって辞書にないですけどね。

家の中に(=in)誘ってるんだからinって書いてもいいでしょ?

「誘いこむ」って感じ。

ちょっと不純です。

「ask out=デートする」

この意味は結果論であってask自体文脈によっては「デートする」と訳せます。

outは「外へ行く」というイメージが付加されているだけ。

分かりましたでしょうか?

☆本日のポイント☆
・askは「ねぇ…?」
・ask out「デートに誘う」というよりask自体にそう訳せるときがある。
outは「そとへいく」のイメージ付加をしているだけ。
・when it comes to+名詞「…の事となると」
・pretty「かなり」
・timid「臆病な」

posted by マサ at 09:36| 必須熟語? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月28日

054:as if

[正しい語順にしましょう]
Maruko felt (as,as, had, tired, if, taken, dead, she)a long walk.


■答Maruko felt as dead tired as if she had taken a long walk.

「まるこはまるで長く散歩をしたかのようにひどく疲れていた」

■Hop
○おはようございます。

本日のような整序問題では、まず動詞をみてその語法から形を整えていきます。

本問の動詞はfelt, had, tired, taken。

最初のfeltを見れば、「どのように感じたの?」と感情表現がほしくなります。

なのでfelt tired「疲れて感じた」は決定。

残りをつなげるとhad takenも決定します。

○また、dead「死んでいる」に「ひどく」という意味があるのをご存知ですか?

日本語でも「死ぬほど疲れた」といいますよね。

英語ではdead tiredといいます。

veryと同じような強調表現ですね。

あと、take a walk「散歩する」を思い出せば

Maruko felt dead tired

she had taken a long walk

は決定です。

■Step

○残りはas二つとif。

as if SV…を「まるでSV…のように」というのを分かっていれば

「まるで長い散歩をしたように死ぬほど疲れた」

Maruko felt dead tired as if she had taken a long walk

となりますが、残りのasをどうするかが分からない人はas ifの本質を分かっていません。

○次の文を見てください。

☆He feels as happy as + she.

単なるas・・・as Aの比較の文です。

「Aと同じように…」なので

「彼女と同じように幸せ」。

最後にあるA=sheのかわりにif SV「もし…なら」を入れてみます。

if SVは「仮の状況、うその状況」を表します。

☆He feels as happy as + if he won the race

「「レースに勝った」といううその状況と同じように幸せ」

つまり「まるでレースに勝ったように幸せ」。

参考書にはas if「まるで…のように」と載っていますが、

本来はas…as にifがくっついたものなんです。

一つ目のasが脱落してas if単独で使うほうが多いですけど、本来の形を理解しておいてくだ
さい。

◆as ifとはas…as+if SV…

本問では、「まるこはAと同じように死ぬほど疲れていた」ですから

Maruko felt as dead tired as + A。

このAに「嘘の状況」のif…を足せばよい。

Maruko felt as dead tired as+if she had taken a long walk.

「長い散歩をした」という嘘の状況と同じように死ぬほど疲れていた」

⇒「まるで長く散歩したように疲れていた」

分かりましたでしょうか?

☆本日のポイント☆
*整序問題はまず動詞から整理
*deadには「死ぬほど」という強調表現がある
*「as if SV…」は本来「as…as」にif SV…が足されたもの
posted by マサ at 09:52| 接続詞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月27日

053:in/on/to the east of

[適語を入れましょう]
Japan is ( ) the east of China, and ( ) the east of Asia.

■答to/in
「日本は中国の東にありアジアの東部にある」

■Hop
本日は前置詞の基本問題です。

簡単ですから気楽に読んでいってください。

○inは「ある範囲の中にいる状態」。

in.GIF

たとえば次の

He sat ( ) the corner of the room.
「彼は部屋のすみっこにいた」だと何が入りますか?

答えはin。

「すみっこ=ある一点」と考えatにしがちですけど、部屋のすみっこは結局部屋のなかにいるからinなんです。

○次はonで「平面に接触している状態」。

on.GIF

決して「上」とは限りません。

平面にくっついてりゃonです。

a fly on the ceiling
「天井にいるハエ」

これは天井の下にいるんですけど、くっついているからon。

○次にtoで「〜に向かっている」

to.GIF

前提として「目的地にまだ到達していない、離れている」があります。

sit face to face
「向き合って座る」

だと顔は相手に向かっている、でもくっついているわけではないってことですよね。

■Step
それでは本文。最初の空欄から。

Japan is ( ) the east of China,
「日本は中国の東にあり」

日本は中国に面していません。だからonではない。

inだと日本が中国の一部で、パンダが歩いてそうなのでだめ。

「中国の東に向かっている、でも離れている」だからtoです。

to the east of China.GIF

するめを見つめる外人ではありません。

○後半
and ( ) the east of Asia.
「アジアの東部にある」

これはアジア全体の内部あるんだからinが入ります。

今日は簡単でしたが、出題はほとんどがtoで、「離れている」という感覚を問われます。

分かりましたでしょうか?

☆本日のポイント☆
in the east of 「…の東の内部にある」
on the east of「東に接している」
to the east of 「東のほうにある」

in中にある状態
on接している状態
to向かっているがまだ到達していない
posted by マサ at 19:46| 前置詞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月26日

052:fast

■[意味を取りましょう]
Before long the two formed a fast friendship.
解答3行下



■試訳
「間もなく 2 人はしっかりした友情を作り上げた」
■Hop
○本日は盲点となるfastの用法です。

センター試験の文法にも毎年多義語系の問題が出ていますので、よく理
解してください。

○fastといえば皆さんは「はやい」のイメージがあると思います。

でも本来は別の意味。次の基本を押さえてください。

◆fast=物理的な意味で「固定した」

次の文意を取ってみてください。

☆We made a boat fast to a post.

イメージわきますか?

「私たち+作った+ボートを+固定して+杭に」→「私たちはボートを
杭に固定した」です。

ほかにもfastenerもfastからできています。

「ファスナー」って固定するものですよね。

○次に物理的な意味から比ゆで使われるようになります。

☆He stood fast against any revision.

revisionはre「もう一度」vision「見る」んだから「見直し」です。

againstは「〜に反対して」。

「固定して立っていた+どんな見直しにも反対して」→「どんな見直し
にも反対して動じなかった」ぐらいの意味です。

fastが「固定」の意味から「動じない、しっかりしてる、かたい、強い」という比ゆで使われている例です。

◆fast=比ゆで「しっかりした」

■Step

○He is fast asleep.

このfast、参考書には「fast=ぐっすり」なんて書いてありますけど違
いますよね?

「しっかり寝る」って直訳すれば十分分かる。

「ぐっすり」は単なる意訳です。

基本的に1つの単語には1つの意味しかありません。

それでは次の文意は?

☆He is running fast.

「速く走っている」、なんて言わないでください。

「しっかり走っている」って直訳しましょう。

そしたら「ああ、がんばって走ってんだな、速そうだな」って分かりますよね。

○それでは今日の問題。

☆Before long the two formed a fast friendship.

before longは「長くなる前に」ですから「もうすぐ、まもなく」ぐらいの
意味。

a fast friendshipは「固定した友情」、「しっかりした友情」です。

「間もなく 2 人はしっかりした友情を作り上げた」

わかりましたでしょうか。

☆本日のポイント☆
*fast=物理的な意味で「固定した」
*fast=比ゆで「しっかりした」
*before long 「まもなく」

posted by マサ at 13:27| 得点直結!狙われる多義語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月22日

051:underとway

[適語を入れましょう]
After a delay, the cargo ship finally got ( ) way.
解答3行下


■答:under
「遅れの後荷船はついに動いた」

■Hop
○本日はunderとwayのイメージについてです。

Risa came out from under the table.

「リサがテーブルの下から出てきた」

この「下」というのは物理的な上下関係を表しています。

テーブルが「上」でリサが「下」です。次に

He has fallen under Risa’s control.

「彼はリサの言いなりになっている」

今度は彼が「下」で「リサ」が上。

ただし、物理的な意味ではなく比ゆ的な上下関係。

日本語でも「影響下・支配下」というふうに「…下」といいますよね。

◆under…=「…の影響/支配下にいる」

ぜひ理解しておいてください。

○また「影響下支配下」というのは「影響/支配を受けている」と言い換えることができま
す。

つまり受身の発想。

Tokyo was under the control of the U.S. Army.

「東京はアメリカ軍の支配下にあった」

この文は

Tokyo was controlled by the U.S. Army.

と受身で書いても同じ。

次のイメージを大切にしてください。

◆underの後ろの名詞に動詞の意味が含まれるとき

under+A

=「Aの動作を受けている」

たとえば

The building is under repair.

「このビルは「修理」という動作を受けている」

=「修理されている、修理中だ」ですよね。

■Step

○今度はwayです。

wayには「道」から「すすむ」という動詞的イメージがあります。

たとえば

make one's way

「すすむ」という有名なイデオムがありますが、

「道を作る」というよりは

「「すすむ」を作る」というイメージです。

○way=「すすむ」でトレーニングしましょう。

Risa pushed her way to the front of a crowd

直訳からイメージを膨らませてください。

「リサ+押した+進んだ+群集の前に」



「リサは押しのけて進み群集の前に出た」ぐらいですね。

○それでは本日の問題。

under=「…を受けている、…中」でしたよね。

way=「進む」という動作。

…, the cargo ship … under way.

「荷船は「進む」という動作を受けていた」」

つまり

「荷船は進んだ」ということ。

under wayがイデオム集に「進行中」と書いてある意味が分かりましたでしょうか。



☆本日のポイント☆
*under way「進行中」

*under…=「…の影響/支配下にいる」

*underの後ろの名詞に動詞の意味が含まれるとき
under+A
=「Aの動作を受けている、Aの最中だ」

*way=「進む」という動作を表せる。

posted by マサ at 21:28| 必須熟語? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月21日

050:部分否定

[適語を入れましょう]

I haven’t read ( ) of his novels, but judging from the one I’ve read, he’s a promising writer.
1, any 2, both 3, either 4, none



■答:2, both
「私は彼の小説の両方とも読んだわけではないが、読んだひとつから判断するに、彼は有望な作家である。」

■Hop

○おはようございます。

本日は季節柄センター試験の問題を取り上げました。

センターに限らず、文法問題は( )が含まれている英文以外に英文がくっついていたら、そこが解答の根拠となります。

出題者は設問を作るのにできるだけ簡単につくりたい。

でも、その部分だけでは答えを導くのに根拠を提示できないから仕方なく続きの英文を作ったりします。

めんどくせぇなぁなんていいながら。

本問ではbut以降が付け足しの英文なので、どうやらここがないと設問が成り立たないみたいですね。

実際に後半の「私が読んだひとつから判断すると…」が決定的根拠となります。

それでは答えのboth以外の選択肢を打ち消していきましょう。

○anyは「どんな」という意味です。

といいますか、その意味しかありません。

[011/012参照]

したがって[not…any]とあれば「どんな…もない」。

絶対ないってことなので全否定です。

本文では「どんな本も読んでいない」ということになりますので、後半の「私が読んだ…」と矛盾します。よって×

○eitherは「どちらか一方」という意味です。

これが本問のようにnot…eitherとなると

「どちらも…でない」となります。

やっぱりこれも全否定。

どちらも読んでいない、という意味になりますから後半の文脈と矛盾します。

○最後はnoneですが、皆さんはnoneやnothingやno one、nobodyの前にnotがくっついているのを見たことがありますか?

本文には( )の前にnotがありますが、

not…nothingとかnot…nobodyという表現はありません。

nothingはno+thingでできている言葉なので

not…noって言ってる感じがしてとても変です。

こんな話をしてたら以前生徒が「これは例外ですか?」といってある英文を見せてくれました。

Jason ”Not, not, not, nothing interests me!”

これ、単にJasonが興奮してどもってるだけですよね。

notという否定語ではなく、nothingが最後までいえてないだけのnotです。

■Step

○答えはboth。

皆さんは部分否定というのを聞いたことがありますか?

「いつも自習室に行くというわけではない」とかいうあれです。

行くときもあれば行かないときもある、という部分的な否定ですね。

参考書には次のように列挙してあります。

not…all「すべて…なわけではない」
not…always「いつも…なわけではない」
not…necessarily「必ず…なわけではない」

○しかし、これらを気合で覚えたところで、参考書に書いていない部分否定のパターンが次々に出てきます。

だから次のように覚えてください。

◆部分否定
=not + 100%の語句
「100%というわけではない」

100%の語句とは「絶対、いつも、全部、必ず」みたいな言葉をひっくるめた私の言い回しです。

先ほどのall, always, necessarilyは「すべて、いつも、必ず」なので100%の語句ですね。

これらの前にnotが入ると部分否定になる、と覚えたほうが、知らない部分否定のセットが出てきたときに対応しやすいです。

○たとえばentirelyは「完全に」という意味ですが100%語句なので

His plan is not entirely satisfactory.

とあれば部分否定ですよね。

「彼の計画は完全に満足のいくものというわけではない」 

間違っても「完全に満足がいかない」なんて理解してはいけません。

○本文のbothは「両方とも」という意味。

「二つあるうちのどちらとも」って意味なので、例外を許さない100%の語句です。

前半

I haven’t read both of his novels,
「小説の両方とも読んだわけではない」

ということはひとつは読んだことになります。

それで後ろの文脈「私の読んだひとつから判断すると」にぴったりあう。

正解はbothです。

わかりましたでしょうか?

☆本日のポイント☆
*not…both「両方とも…なわけではない」

*部分否定
=not + 100%の語句
「100%というわけではない」

*not…any「どんな…もない」
 not…either「どちらも…でない」
全否定

posted by マサ at 04:37| 呼応 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月20日

049:refer と比ゆ

[適語を入れましょう]
They referred to butter and cheese with contempt ( ) ‘white meat’.
「彼らはバターとチーズを軽蔑とともに’white meat’と言っていた」
早大二文改題



■答:as
■Hop
○おはようございます。

今日はリサと一緒に解いた長文の中にあった問題を少し変えて出題しました。

そのときの模様は日記に書いておきます。

まずは結論から。
◆refer to A as B
「AをBとして言及する」
*AとBは主述の関係

これを理解するには2つの考え方を押さえてください。

--------------------

○まずはas。

asはalsoのlとoが脱落してできた言葉で本来同じ単語です。

なのでalso「…もまた」という「同じことの繰り返し」を表す言葉と同じで

asも「同じ」という概念を表します。

「as + …」というphraseは普通「…として」と訳しますが、たとえば

Masa, as a teacher, teaches English.
「マサは先生として英語を教えている」

この文だと「マサ=先生」ですよね。

やっぱりasは「同じ」の論理をあらわしています。

■Step
○次に「見る、言う、取る」という日本語について考えてみます。

*「私はリサを見た」

彼女が歩いてて、私さんが「お、リサじゃん」とみた、といったような情景が浮かびます。

「みる」という言葉は具体的「目で見る」という意味です。

これを少し変化させます。

*「私はリサを変なやつとしてみた」

こうなると「みる」の使い方が変わってきているのに気付きますか?

自習室にリサがいるから「見て」みたら、机の上に紙コップとミツカンの米酢をおいている。
そこで私さんは、こいつ変なやつだなぁ、と「みる」わけです。

わかりますでしょうか?

「見る」は「思う」の意味で使われています。

要するに比ゆ用法。

○ほかにも
「私はリサを変なやつとして「取った」」も比ゆで「思う」の意味。

「私はリサを変なやつとして「言った」」、これも口にだして「変だよあいつ」と言ったなら、頭のなかで変だと「思った」という前提があります。

以上のように、「見る、取る、言う」には「思う」の意味で使われる文脈が結構ある。

○英語も日本語と同じです。

I saw Risa as a strange girl.
I took Risa as a strange girl.
I spoke of Risa as a strange girl.

これらは全部「私はリサを変なやつだと思った」という意味です。

もちろんasは前後にある表現が「同じ・イコール」であることをあらわします。

ここではRisa=a strange girlです。

主―述の関係ですね。まとめますと、

◆「見る、取る、言う」系の動詞+A as B
→[AをBであると「思う」」

以下の動詞は押えておいてください。
◆「言う、見る、取る」系の動詞
→regard, look on, see, take, accept, speak of, refer to, など

---------------

○本日の問題で使われているrefer toは「…に言及する」という意味です。

つまり「言う、見る、取る」系の動詞、なのでうしろにA as Bとくればさっきのパターンにはまります。

They referred to butter and cheese with contempt ( ) ‘white meat’.
「彼らはバターとチーズを軽蔑とともに’white meat’と呼んでいた」

with contemptが割り込んでいるのに惑わされないでください。

「バターとチーズ」=「‘white meat’.」の日本語になっています。

主述の関係なのでA as Bのパターンが正解。

わかりましたでしょうか?

☆本日のポイント☆
*refer to A as B
「AをBとして言及する」
AとBは主述の関係

*asは「同じ」という概念

*「見る、取る、言う」系の動詞+A as B
→[AをBであると「思う」」

*「言う、見る、取る」系の動詞
→regard, look on, see, take, accept, speak of, refer to, など

posted by マサ at 07:27| 動詞周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月19日

048:無冠詞

■ [誤りがあれば訂正を]
We appointed John a chairman of the bank.
解答3行下


■答:a chairman→chairman
「我々はジョンを銀行の頭取に任命した]

■Hop
○おはようございます。

本日は冠詞にまつわるイメージについて書きます。

まずはよくある出題パターンに慣れてください。

[誤文訂正]

◇We elected him a chairman. 彼を議長に選んだ
→ a は不要。

◇Who have you chosen as the president? だれを総裁に選んだか?
→ the は不要。

○理解の仕方は次のとおりです。

◆ elect/choose/appoint+O+C
「OをCに選出する/選ぶ/任命する]
*Cの役職名は、a/the/…sは不要[つまり無冠詞]
  
○センター試験やTOEICなどでもよく出題されるものですが、以前教えていた生徒が次のような作文を持って私のところにやってきたことがあります。

The bill was vetoed by chairman.

veto「拒否権・拒否する」なので、「その法案は議長によって否決された」
ぐらいの意味です。

vetoを知っているその男の子は、ほめてあげてしかるべきなのですが、、、

「この文ならchairmanにはtheがつくだろ」

「え。役職名は無冠詞じゃないんですか??」

「だってこのchairmanは役職名じゃないよ」

「ええ?せんせー「議長」以外に意味があるんですか?」

「いや、「議長」しかないよ」

「ええええ?」

この辺が文法を「かたち」として丸暗記している人の限界ですね。

言語は意味を伝えるものであるので、意味がすべて。

文法の「かたち」もすべて意味」に支配されていることにさっきの学生さんは気付けていません。

■Step
○chairman・presidentのような単語がくればなんでも無冠詞というわけ
ではありません。

次の二文を比較してみてください。

◇Then behind us stood a chairman.
「そのとき我々の後ろの立っていたのは議長であった」

この文では「後ろに立っていた」とありますからchairmanは「議長という
人」をあらわしています。

人なんだから数えるのはあたりまえ。ちゃんとaをつけなければなりません。

◇We elected him chairman.
「我々は彼を議長に選んだ」

こちらの文脈では「議長という人に選んだ」のではなく「議長という役職に
選んだ」となっています。

chairmanは「人」ではなく「議長という役職・肩書き」の意味で使われています。

役職や肩書きは目に見えるものではなく人の頭の中の概念です。

そんなものに具体的な形があるわけもなく抽象的な概念なのでaや…sをつけて数えてはいけません。

また、the chairmanとすると「あの議長」というふうに、具体的に「あいつだよ」といった意味になるので結局「人」を指すことになってしまいます。

だから「抽象概念としての役職名」としての文脈ではchairmanは無冠詞でなければならないのです。

○それでは本文。

We appointed John chairman of the bank.
「ジョンを銀行の頭取に選んだ」

これは「頭取という人」ではなく「役職」で使われている文脈です。

なので無冠詞。

学生の持ってきた英作文

The bill was vetoed by the chairman.
「その法案は議長によって拒否された」

これは「そんなのだめだっ」と「議長という人」が拒否をしています。

「役職や肩書き」が拒否したのではないですよね?

拒否するのは「人」です。

なのでaやtheが必要となります。

これは過去の話ですし、話者は「あのときのあの議長」と分かっているでしょうから、不特定のaよりも特定のものをさすtheのほうが適切です。

分かりましたでしょうか。

☆本日のポイント☆
*elect/choose/appoint+O+C
「OをCに選出する/選ぶ/任命する]
*Cの役職名は、a/the/…sは不要[つまり無冠詞]

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■Jump

○a/the/…sがついていると一般的に「具体化」をあらわし、無冠詞だと
「抽象化」を表します。たとえば

go to the bed

だと、「具体的な場所としてのベッドに移動する」という意味であり、

go to bed

なら「bedにまつわるものを抽象的に漠然とあらわす」。

ここでは「ベッド=寝るところ」という発想から「寝るにむかう」で「寝る」の
意味です。

このように無冠詞の単語は「その言葉にまつわるほかのイメージ」を漠然と
表すことができます。

--------------

○こういう区別は英語で多くなされていて、リスニングであっさり聞き流
していると、具体的な意味のほうだと誤解しやすく、TOEIC出題者の引っ
掛けにまんまとはまってしまうことになります。

以下の表現をイメージを膨らませてみてください。

go to the church
「教会に行く」
*具体的建物への移動
go to church  
「教会に行く」
*信者として

churchのイメージは宗教です。

theがあると単なる移動ですが、無冠詞だと教会へ行って、ミサに出て、牧師の説教を聴いて、みたいなイメージが出てきます。

They are at a table playing cards.
「テーブルについてトランプをしている」
They are at table
「食事中だ」

これも無冠詞のほうは「テーブルといえば食事」という発想が働いています。


##本日の一押し##
They are at table
「食事中だ」
##############
posted by マサ at 04:05| 名詞周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月16日

047:view

[適語を入れましょう]
She went to university with a ( ) to becoming a writer.
「作家になるために大学に進学した」



■答:view

■Hop

○本日も即効性のあるイデオム解説です。

◆with a view to+名詞

=「…になるために」はご存知でしたか?

「ために」という日本語は、「理由」を表す場合と「目的」を表す場合がありますが、

この表現は「目的」のほうです。

○少し考えてみましょう。

「雨のために外出できなかった」だと、「ために」は原因です。

だからwith a view toは使えません。

「合格するためにメルマガを読んでいる」だと「ために」は目的。

なのでwith a view toの出番です。

○なぜ「目的」の意味になるのかは、ひとつずつ意味を考えれば分かります。

まずはwithから。

◆with=have

以前にも言いましたが、withは「持っている」が基本です。

a girl with a bagは

「バッグを持っている女の子」です。

■Step

○次に

◆view=「見ること→考え」

カタカナ語で「ファインビュー」などというと、テレビの画面がきれいに見えるって感じがし
ますよね。

viewといえば「見る」や「見ること、見ているもの」の意味です。

そこで、

「将来を見据える」などというと、「将来のことを考えている」という意味になることは分か
りますか?

英語でも同じ発想で、viewが「(将来を)見ること、考え」という意味でも使います。

○次はtoです。

◆to=「(これから)目指して、(これから)むかって 」

go to Chiba to buy peanuts.だと

「行く+千葉を目指して+落花生を買うのをめざして」ということですよね。

○それでは今日の問題。

She went to university with a view to becoming a writer.

今教えたことを元に直訳してみます。

「作家になることを目指すという考えを持って、大学に行った」

「目指すという考えを持って」というのは

「目的」ですよね。

分かりましたでしょうか。

☆本日のポイント☆

・with a view to + 名詞

「…になるために」

*目的をあらわす

◆with=have

◆view=「見ること→考え」

◆to=「(これから)目指して、(これから)むかって 」



posted by マサ at 13:30| 必須熟語? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月15日

046:subject

[意味を取りましょう]
These goods are subject to import duties.
解答3行下



■試訳:これらの商品には輸入関税が課せられている。

■Hop

○本日は多義語と言われているsubjectについてです。

subjectといえばどんな意味ですか?

カタカナ語で「サブジェクト」といえば、

文章や議論の「主題」といった意味でよく使われます。

文法を勉強しすぎている学生なら「主語」と答えるかもしれません。

しかしそれではsubjectのほかの意味に対応できない。

次の基本を覚えてください。

◆subject「〜の下にある(もの)」

sub=「下」というのは大丈夫ですか?

地下鉄をsubwayと言います。

また、芸術などのchief cultureに対して漫画などはsub culture「下位文化」と言ったりしま
す。

「主題」というものは、議論などで何を話していてもその下にあるもの、

話題の基本部分であったりします。

基本は「下」にあるというイメージです。

■Step

○いろんなsubjectの用例を見ながらトレーニングしましょう。

・The king is above his subjects.

「国王は臣民の上に立っている」

subject =名詞で「臣民・国民」

もちろん王様が上で臣民は下。

・The doctors had a subject for the next experiment.

「その医者たちには次の実験のための被験者がいた」

subject =「被験者・被写体」

実験台たる被験者は医者のなすがままです。

医者が「上」で被験者は「下」のイメージありますよね。

○一番頻度の高いphraseは次のもの。

◆be subject to…「…の影響下・支配下にある・〜しがち」

・He is subject to bad cold.

「彼は悪い風邪を引きやすい」

風邪君がきても逃げ出すことができず、支配下に入っている、ということ。

○それでは本日の問題

・These goods are subject to import duties.

「これらの商品」は輸入関税の「影響下・支配下にある」

→逃げたくても逃げられない、関税を払わざるを得ない、といったイメージです。

ちなみにtoとつながるのは、subjectのjectが「投げる」という意味だからです。

たとえばprojectはpro=beforeで「前へ投げる」という構成で、

計画(=事前に投げるもの)という意味。

「投げる」とくれば「…に(=to)」という表現とは自然につながります。

本文も

「これらの商品は関税のほうに投げられている、関税のほうに向かっている」

といった雰囲気があるのでtoが使われます。

暗記するのは、根本の意味をつかんでからにしてください。

☆本日のポイント☆

・sub=「下」

・be subject to…

「〜の支配下にある、影響下にある、しがち」

・duty「関税」

・subject[名詞]被験者・被写体・臣民・国身・主題



posted by マサ at 08:30| thatの識別これだけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月14日

045:make A of B

[意味をとりましょう]
A:I wonder if the school could make a seeing-eye dog out of mine.
B:He'd make a good watchdog.
*seeing-eye dog「盲導犬」
*watchdog「番犬」


■試訳
A:その学校は私の犬を盲導犬にできるかなぁ
B:いい番犬にはなるだろうね

■Hop

○昨日は7年前の生徒Sさんからメイルがきました。

分からない英語があるから教えてくれとのこと。

今日の問題はその会話文の中の一節です。

○make A of Bって中学生のときに習ったことありませんか?

当時によく使われた例文は次のもの。

The desk is made of wood.

「その机は木から作られている」

これは

make the desk of wood

「木から机を作る」の受身です。

make A of Bは「BからAを作る」で、Bには「材料」が来ます。

○Bに「材料」がくるのはofの仕業。

ofは本来offの変化形で、「…から(離れる、出てくる)」のイメージがあります。

だからof woodは「木から(離れる、出てくる)」の雰囲気。

・make the desk of woodは直訳すると

「机を作る+木から 」。

「木からはなれて机になる」って感じですね。

○ちなみにout ofは「〜から」という意味ですから、

make A of Bはmake A out of Bと同じです。

本文は

make a seeing-eye dog out of mineだから
*mine=my dog

「盲導犬を作る+私の犬から」

→「私の犬を盲導犬にする」ぐらいです。

■Step

○二文めのheはmy dogのことです。

Sさんは

He'd make a good watchdog.

「彼はよい番犬を作るだろう」と意味を取って混乱していたとか。

本当の意味は「彼はよい番犬になるだろう」です。つまり

◆make+名詞「…になる」

と理解してください。

○たとえば

She made a good wife.

「彼女はいい奥さんになった」とかですが、これは

She made a good wife of herself.

と書いてあるのも見かけます。

つまり

「自分自身を材料にして「いい奥さん」を作り出した」

→「いい奥さんになった」

ということ。

最後のof herselfが消えた文が

She made a good wife.です。

○本文は

He'd make a good watchdog of itself.

「犬は自分を材料にしてよい番犬を作りだすだろう」

→「よい番犬になるだろう」

of itselfが消えた文です。

分かりましたでしょうか。

☆本日のポイント☆
・wonder if …かなと思う

・make A (out)of B BからAを作る:Bは材料

・ofは本来offで「…から(離れる、出てくる)」のイメージ

・make…「…になる」:make A of …selfのof以降が消えた形

posted by マサ at 04:59| 動詞周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月13日

044:drive

[意味を取りましょう]
Our separate careers drove us apart.



■試訳:別々の職業について離ればなれになった

■Hop
○おはようございます。

本日は「ドライブ」です。

driveではなく「ドライブ」と書いたのは

日本語になっていると確認したかったからです。

受験にしてもTOEICにしてもカタカナ語で輸入されている言葉が狙われます。

本来の意味が輸入されていない場合が多いからです。

○driveは果たして「ドライブ」なのでしょうか。

・He drives his car to work.
「彼は自分の車で通勤する」

これなら「ドライブ」ですが

・drive the nails home
「釘を深く打ち込む」
*home「深く」

こっちは「車」のイメージのかけらもありません。

○次のdriveの基本を理解してください。

200512130813000.jpg

◆driveのイメージ
=「背中をどんっと押される」

さっきの

drive the nails home
「釘を深く打ち込む」

も釘の背中をどんどんどんっとたたいてる感じです。

○例をあげます。

・She drove her husband from the room.
「彼女はだんなを部屋から追い出した」

修羅場です。

だんなの背中をどんっ、ですよね。

・sexual drive

これは名詞で「性衝動」。

タイプの男を見かけたらついふらふら寄っていってしまう、

動物の本能によって背中をどんっと押されている感じがします

■Step
○それでは「背中をどんっ」のイメージでトレーニングしましょう。

His wife's death drove him to despair.
*despair「絶望」

どうですか?

「人やもの」が物理的に彼を押した、というのではなく

「妻の死」が彼を絶望の方向に「どんっ」と押しやったという比ゆの使い方です。

「妻の死が彼を絶望に押しやった」

→意訳「妻が死んで彼は絶望に陥った」

本来いきたくないのに「どんっ」と押されていってしまうのだから

driveの後ろにはマイナスイメージの表現がよく来ます。

さっきの例ならdespairですね。

.○本日の設問もdriveの比ゆ表現です。

Our separate careers drove us apart.
*apartは「ばらばらに」

直訳「別々の職業がわれわれをばらばらの状態へ押しやった」

→意訳「別々の職業に就いたことで私たちはばらばらになってしまった。」

後ろにはapart「ばらばらに」というマイナスイメージの言葉もきています。

driveのイメージをつかめましたでしょうか。

「車を運転する」のも背中を押されているかのように進んでいくということなんです。

☆本日のポイント☆
・driveの基本イメージ「背中をどんっと押す」

・drive O…「Oを…の状態に押しやる」
*…はマイナスイメージの単語

・apart「ばらばらに」

posted by マサ at 14:57| 動詞周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月12日

043:tellとon

[適語を入れましょう]

The strain is beginning to ( ) on his nerves.

「その緊張は彼の神経に効き始めている」



■答:tell

■Hop

おはようございます。マサです。

寒くなってきましたが今週もがんばりましょう。

○tell on…「効き目がある」と辞書には書いています。

しかし別に特別な意味があるわけではない。

日本語の「言う」の使い方を知っていれば、英語のtellだって同じなので理解できるはずで
す。

○まずは日本語で考えましょう。

「最後は金の力がものを言った」

理解できますよね?

「金の力が効いた・効果があった」という意味を

「金の力がものを言った」とパラフレーズ(言い換え)しています。

このように、「言う」は、本来の「(人が言葉を)言う」という使い方を「(力がものを)言う」という風に比ゆで使うことができます。

○英語ではtellがこの使い方を持っています。

tellを特別な意味だと覚える必要はありません。

「(ものを)言う」だけでOKです。

Money told in the end.だったら

「最後は金がものを言った」と意味を取ってください。

これで自然と「あぁ、金が効いたんだな」と分かるはずです。

参考書や辞書には「tell=「効果がある・効く」」と書いてあるものだから、皆さんは「特別な意味があるんだな、覚えなきゃっ」なんて思っちゃうでしょうが、ただ「言う」と訳しておけば自然と意味は取れる。

日本語も英語も同じ人間が話しているのだから発想はそんなに変わらないんです。

■Step
○本文では

…tell on his nervesとtellのあとにonが続いています。

このonは、前が「…に影響が及ぶ」という文脈になっているときによく使います。

◆「影響を及ぼす」という表現+on+影響が及ぶもの、人

先ほど例文にon herを足してみます。

Money told on her in the end.

「最後には彼女に金の力がものを言った」

金に屈する彼女、といったところでしょうか。

「ものを言う・効き目がある」というのは「影響がある」という意味ですよね。

「誰に・何に影響があるの?」と効きたくなりますからonと続くのが自然です。

○最後にいくつかトレーニングを。

Every blow told on Joe.

「一発一発がジョーにものを言った」

「効いたぜ、力石…」ってジョーが言ってそうです。

明日のジョーを知らない人ごめんなさい。

These bad investments have told on his fortune.

「この不利な投資が彼の財産にものを言ってきた」

財産が減って苦しそうです。

tellとon、理解できましたでしょうか。

☆本日のポイント☆
・tell on…
「…に効き目がある、効く」

・tell「言う」は日本語の「ものを言う」と同じで「効く」の代わりに使われる

・「影響の文脈」+on+影響のある相手

posted by マサ at 20:53| 必須熟語? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月08日

041:settle

■ [適語を入れましょう]
He soon ( ) into his new position.
「すぐに新しい職に落ち着いた」



■答:settle

■Hop
○本日はsettleのお話です。

settleはsetからできています。

それではsetの意味は何でしょう。

日本語で考えてみましょう。

「電池をセットする」

ちゃんと電池を入れる場所があって、

そこに電池を差し込んでそれで準備完了、というイメージ。

「デートの日をセットする」

二人の予定をすり合わせて、うまく合える時間を探して

このタイミングならOKと準備を完了し、後は待つだけのイメージ。

つまり「setする」とは「準備完了」「その後変化がない」

といった雰囲気のある言葉です。

一度セットすれば落ち着くイメージといってもいい。

私は学生さんにsettleを教えるときは

「腰をすえる」と理解するといいよといっています。

腰をすえるって落ち着く感じですよね。

■Step

○実際の用例を見てみます。

◆The market settled down.

「市場は鎮静化した」

こないだまで株価が乱高下していた、

でもやっと「腰をすえた」という意味。

◆I settled back into my seat.

「席に深くすわり直した」

普通に「すわる」というよりsettle「腰をすえる」「準備完了」

「その後変化がない」のイメージです。

だから大きめで背もたれがついている椅子にinto「入っていく」イメージ。

そこで「腰をすえて」落ち着いています。

backというのは「もう一度」ってことです。

だからすわり「直す」と訳しています。

このsettle into…「中に入って落ち着く、腰をすえる」を比ゆで使ってみます。

◆本問
He soon settled into his new job.

「椅子」に深く腰を据える、ではなく、「新しい仕事」に

深く腰を据える。

つまりだんだんディープにかかわってそこで落ち着くことです。

だから「なれる」という雰囲気。

参考書にはsettle into…「なれる」と書いてありますが、

これだけに限らず「腰を据える」と覚えれば、どんなsettleの用法にも対応できます。

◆ほかにも

The dispute was amicably settled.

「その紛争は円満に解決した」

「解決する」=問題が終了、落ち着いた

やっぱり「腰を据える」のイメージ

単語というのは核になるイメージを持ってしまえば

いちいち意味を覚えたりする必要はありません。

settleの核を捕まえられましたでしょうか。

☆本日のポイント☆
・settle into…
「〜になれる」

・settleの基本は「腰をすえる」
ここから→「なれる・決める・定住する・解決する」


posted by マサ at 09:43| 得点直結!狙われる多義語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月07日

040:hair

[誤りを訂正しましょう]
She has beautiful blond hairs and clear blue eyes, always wearing a smile on her lips.
[早稲田人間科学部]



■答:hairs → hair
「彼女は美しい金髪ですんだ青い目を持ち、いつも口元が微笑んでいる」

■Hop

○正誤問題で5問に1問は「数」の問題です。

単数か複数かを聞いてくるあれです。

そこでよく問われるのが「集合名詞」。

この言葉自体は分からなくてもいいですから、

英語の持つ雰囲気をつかんでください。

○「hair, sand, rice, dust…」=「髪の毛、砂粒、米粒、ちり…」

これらはいちいち数えてたりしたらきりがないものばかりです。

だからといって数えられないといってるのではありません。

ほっぺに「米一粒」がついてたならa rice on the cheekです。

2,3粒ついているならrices on the cheek。

でもお椀に入っているお米はどうでしょう。

いちいち数えるものではありませんよね。

だからaも…sとも書きません。

まとめてriceのみで表します。

■Step

○それではhairはどうでしょう。

He has a hair.

一本の毛ですよね。

こんな感じです

a hair.bmp


笑ってる場合じゃないだろ、と言いたくなります。

He has hairsなら?

数本の毛、数えられる程度の毛です。

hairs.bmp[


生えるところが間違っている毛が一本あります。

He has hair.

これは数えてられないぐらいの普通の髪の毛を指します。

hair.bmp

ドコモダケみたいになりました。

本文は

She has beautiful blond hairs and clear blue eyes, always wearing a smile on her
lips.

「彼女は美しい金髪ですんだ青い目を持ち、いつも口元が微笑んでいる」

美しい彼女のたたずまいを表しているのだからhairsではまずい。

blond hairs.bmp


美しいとは言いがたいです。

ちゃんとさらさらの金髪を蓄えた美女にしてあげましょう。

hairsはhairに訂正。

分かりましたでしょうか。

☆本日のポイント☆

・「髪の毛全体」を表すときは集合名詞扱いでhairとする。

・sand, rice, hair, dustなどに注意

・a hair 「一本の毛」

・hairs 「数えられるぐらいの数本の毛」

・hair「髪の毛」全体


posted by マサ at 09:22| 名詞周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月06日

039:chance

[意味を取りましょう]
The chances are that he will fail.
解答3行下



■訳:「たぶん彼は失敗するだろう」
■Hop
○本日は「chance」のお話です。

われわれは日常この言葉をよく使います。

だからこそ、日本語内での使い方が確立してしまっていて

英語があらわすchanceの意味を正確に捉え切れていません。

○英語のchanceには二つの使われ方があります。

◆成功するchance
◆失敗するchance

「失敗するチャンス」というのが日本語にはない発想です。

・You will have an excellent chance for you to show your ability.

「君は自分の能力を見せる絶好のチャンスを持つだろう」

これは「成功のチャンス」。

・Solid preparation will reduce your chance of failure.

「しっかりした準備が君の失敗のチャンスを減らすだろう」

こちらは「失敗のチャンス」です。

○チャンスといえば、われわれ日本人とってはプラスイメージ。

だから

reduce your chance

「チャンスを減らす」と書いていたらマイナスイメージの文に思えますよね。

しかし

reduce your chance of failure.

「失敗のチャンスを減らす」

と続きが書いていれば、断然プラスイメージです。

このあたりが分かる分からないの境界線ですね。

■Step
○以上のことからまとめると

chance=「成功したり失敗したりするチャンス」

要するに、「今後の可能性」のことを言っています。

「成功の可能性」と「失敗の可能性」というわけです。

・the chances are that SV…
「たぶん…だろう」

というのがよく参考書に書いてあったりしますが、

これも「可能性としては…になるんじゃない?」という意味。

それを言い換えると「たぶん…になるだろうね」といった感じです。

○今日の問題

The chances are that he will fail.
「たぶん彼は失敗するだろう」

これは「チャンス」と「失敗」という日本語の発想ではつながらないものを並べて引っ掛けようとしています。

でもchance=「可能性」と考えればすっきりします。

「可能性としてはあいつ失敗するんじゃないかな」という意味です。

☆本日のポイント☆
・the chances are that SV…
「たぶん…だろう」

・日本語の「チャンス」より英語のchanceは使い方が広い。

・「失敗するチャンス」という使い方に注意

・chance=「可能性」と考えるとよい
posted by マサ at 13:21| 得点直結!狙われる多義語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月05日

038:run(自動詞・他動詞)

[適語を入れましょう]

He ( ) the company well through reducing all costs possible.

「彼はその会社を可能な限りのコストを削減してうまく経営した」



■答:ran

■Hop

○おはようございます。

今日はリーディング・リスニングにもつながる動詞のお話です。

「runは他動詞のとき「走る」ではなく「経営する」」

と私は習ったことがあります。

・run a hotel
「ホテルを経営する」

・run a company
「会社を経営する」

などのことです。

○しかしこの教え方では生徒側の誤解を招く。

いつも書いていることですが、

ひとつの単語にはひとつの意味しかありません。

つまり、runには「走る」の意味しかありません。

それでは「経営する」って何なのでしょう。

○まず皆さんは自動詞、他動詞って習ったことありますか?

大学受験の読者様にはおなじみ、TOEIC受験生の読者様は

懐かしい響きじゃないですか?

現象としては

他動詞:後ろに「〜を」に当てはまる名詞が必要。

自動詞:上記の名詞が不要。

■Step

○英語より日本語で考えてください。

「伸」という言葉を使ってみます。

1、「彼はひげを伸ばす」

「〜を」とくるから「伸ばす」は他動詞ですね。

英語だと

He grew a beard.で後ろに名詞が来ています。

2、「彼の成績は伸びた」

「〜を」がないので「伸びる」は自動詞ですね。

英語では

His beard grew.で後ろには名詞がない。

○このように、同じ「伸」という意味でも自動詞・他動詞を使い分けるものです。

それは英語も日本語も同じ。

「伸ばす」と「伸びる」はそれぞれ他動詞と自動詞。

他動詞は「なにを?」って聞きたくなる意味の動詞です。

ここで気をつけてほしいのは、日本語では語尾が「ばす」と「びる」ですが、

英語ではどちらも同じgrowなので、後ろに名詞があるかないかで判断します。

念のため、もう一度日本語でトレーニング。

「怒らせる」は「何を?誰を?」だから他動詞。

「怒る」は自動詞。

「あげる」は「何を?」なので他動詞。

「あがる」は自動詞。

○それでは本題のrun。

「走」という意味です。

自動詞なら「走る」。

他動詞なら「走らせる」。

「走らせる」は「何を?」って聞きたくなるでしょ?

He is running.なら自動詞で「走っている」。

He is running his fingers over the piano keysなら

後ろに名詞がありますので他動詞。

「鍵盤の上で指を走らせた」

つまりピアノを弾いたってこと。

○今日の問題

He ran the company well….

これもうしろに名詞があるから「走らせる」。

「彼は会社を走らせた」

会社をはしらせる、つまり会社を運営・経営するってこと。

比ゆで使っています。

run=「経営する」というのはあくまで意訳。

本来は「走らせる」です。

わかりましたでしょうか。

☆本日のポイント☆

・run「経営する」
・本来runは「走る」

他動詞「〜を…する」で使われているときは
「…を走らせる」と意味を訂正して考えればよい。












posted by マサ at 13:27| 得点直結!狙われる多義語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月02日

037:styleとfigure

■ [適語を入れましょう]
「彼女は学校で一番スタイルがよい」
She has the most beautiful ( ) in our school.



■答:figure

■Hop

○おはようございます。

本日は「和製英語が狙われる」の巻です。

たとえば「服のセンスがいいよね」って英語でどういいますか?

He has a good sense ~.では変です。

Senseは「五感としての感覚・道徳的判断力」ですから上の文は

「彼って嗅覚がいいよね」とか

「人として道徳的に優れてるよね」みたいな意味になります。

このように日本語でそのまま発音がカタカナ語になって使われている場合

本来の英語の意味と離れてきている場合が多いので狙われます。

本日の問題も「スタイル」があります。

英語のstyleは「やり方、方法、様式」と言った意味。

Wayみたいな意味と考えていいです。

○カタカナ語でも「ライフスタイル」という場合は

英語のstyle[=way]と意味上合致しています。

しかし「彼女スタイルいいよねー」というのは「体のスタイル」。

ボッキュッボンッ、のことです。

これを

She has a good style…

などと表現してしまうと

「彼女はいい方法を持っている」なので「?いったい何の方法?」と思われてしまいます。

■Step

○今回の正解「figure」の根本的意味は何でしょう。

Figureは「姿・形」が基本です。

Figure skatingは「姿」の美しさを競う競技ですよね。

・A figure appeared out of the darkness.

「暗闇から人影が現われた」

これも「姿・形」が現れたの意味。

・「姿・形」は人だけとは限りません。

It forms the figure of a cross.

「それは十字架の形をなしている」  

○本問では一番よく使われる「人の姿・形」を表します。

「彼女は学校で一番スタイルがよい」

She has the most beautiful figure in our school.

わかりましたでしょうか。

☆本日のポイント☆
いわゆる多義語
・figure「姿・人影・図・数字」
基本は「姿・形」
styleを入れないこと
・style = way「方法」
posted by マサ at 09:27| 得点直結!狙われる多義語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月01日

036:image・picture

[適語を入れましょう]

He is the very ( ) of his father.
= He takes after his father very much.
解答3行下



■答:image/picture
「彼は父親とそっくりだ」

■Hop

○image/picture

「生き写し、そっくりそのままのもの」

とメルマガで書きました。

これは辞書の訳をそのままうつしただけです。

辞書というのは作成者が文脈に合わせて

意訳しまくった言葉を載せている本ですから

文脈が50あれば訳語が50個も出てきてしまいます。

本来ひとつの単語にはひとつの意味しかありません。

Image・pictureも例外ではありません。

○次のように考えてください

◆image=「像」

ただし大きく分けて二つの使われ方があります。

◆image「心にうつす像・目に映る像」

1「心に写す像」

これは目を閉じていても頭に浮かんでくる像です。

いわゆる「イメージ」というヤツ。

erase one's image as a loser

「敗者としてのイメージを払拭する」

2「目に映る像」

これは日本語の「イメージ」にはない意味です。

An image appeared on the screen.

「スクリーンに映像が現われた」

■Step

○次はpicture。

◆picture=「絵」

これも大きく分けると二つの使われ方があります。

◆picture「目に見える絵・心に描く絵」

1「目に見える絵」

これはそのままの意味

He drew a picture of her.

「彼女の絵を描いた」

2「心に描く絵」

これは比ゆで使った用法です。

form a clear picture of events

「事件をはっきり頭に思い浮かべる」

以上のように、imageとpictureには

「目に見える」場合と「心にうつす」場合があるんです。

○それでは本問

He is the very image/picture of his father.

「彼は父親そっくりだ」

この場合のimage/pictureは

「目に映る像・絵」です。

「彼は、彼の父親を見たときの目に映る像・絵と同じだ」

つまり「そっくりだ」の意味。

ちなみにtake afterも「似ている」の意味です。

わかりましたか?

☆本日のポイント☆

◆image「心にうつす像・目に映る像」

◆picture「目に見える絵・心に描く絵」

He is the very image/picture of his father.

では「目に映る像・絵」の意味。

意訳をすると「そっくり」と訳せる。

・take after

「似ている」


posted by マサ at 13:23| 得点直結!狙われる多義語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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