*解答3行下
2006年01月28日
2006年01月25日
067:help
■[適語を選びましょう]
They ( ) themselves freely to drinks.
酒を飲みほうだいに飲んだ
■答:helped
■Hop
○おはようございます。
受験生の皆さん、センター試験お疲れ様でした。
TOEICの試験を受けられた方もお疲れ様でした。
受験生の場合はまだこれからが本番。
気を引き締めて頑張りましょう。
○本日の問題は、helpについてです。
helpといえば皆さんどんな知識をお持ちですか?
・help 「助ける」
・help oneself to 〜
「〜を自由に取って食べる」
・cannot help 〜ing
「〜せざるを得ない」
・more 〜 than 人 can help
「必要以上の」
これぐらい出てきたら立派です。
立派に暗記マシーンです。
知らないよりはぜんぜんいいんですけど。
ただ、ちゃんと理解をした上で、つまり記憶にStoryをつけたうえで暗記しないと、ほかとのつながりも出ませんし、何よりすぐ記憶のかなたへと消え去ってしまいます。
次のイメージを大切にしてください。
◆help = 「手」
「help」は手を貸したり、出したりすること。
「手を貸す」というのは、英語でも
・give a hand 「手をかす、手伝う」
なんていいますが、これが「help:助ける」の本来のイメージです。
○helpを漠然と「助ける」と覚えていると誤解が出てきます。
▲We helped an infant left in the house on fire.
「我々は燃える家に取り残された幼児を助けた。」
上記の文はなんか変。
helpは「助ける」というよりは「手を貸す」です。
「宿題に手を貸す」だと、あくまで相手が宿題をする主体であり、そこに少し手を貸しているイメージ。
上の文だと、命がけでweたちが主体となり幼児を救い出しているのだから、helpだと変ですよね。この文は
○We rescued an infant left in the house on fire.
にするべきです。
■Step
○次に「手を出す」というイメージもあります。
このあたりが我々日本人にはあまりないわからないところ。
さらにさらに「手を出す」から「自分でコントロールする」のイメージも。
・cannnot help 〜ing「〜せざるを得ない」
このイデオムも「〜をコントロールできない」⇒「自然に任せるしかない」⇒「〜せざるを得ない」といった発想。
・more 〜 than 人 can help 「必要以上の」
こちらのイデオムは「コントロールできる以上の」といった発想です。
★Don't spend more than you can help.
「なるべく金を使わないようにしろ」
「コントロールできる以上の金を使うな」⇒「自分の手に余る金を使うな」⇒「ある程度の金で抑えとけ」みたいな意味。
やっぱり「手」が出てきています。
○それでは本日の問題
They ( ) themselves freely to drinks.
「酒を飲みほうだいに飲んだ」
・help oneself to「〜を自由に取って食べる」
これは「自ら手を出す」という意味です。
「酒に自由にを出した」ですよね。
「別に「手」って覚えてなくてもイデオムの意味を暗記してりゃいいんでしょ、大体後ろの食べ物系が来るんでしょ」という学生さんには、次の文を送ります。
★He helped himself freely to my car.
彼は私の車をわがもの顔に使った
後ろは食べ物じゃありませんよね。
「私の車に手を出してくる」ってな感じ。
helpの原義が理解できましたでしょうか。
☆本日のポイント☆
・help oneself to 〜 「〜を自由にとって食べる」
・helpは「手を出す」のイメージ
They ( ) themselves freely to drinks.
酒を飲みほうだいに飲んだ
■答:helped
■Hop
○おはようございます。
受験生の皆さん、センター試験お疲れ様でした。
TOEICの試験を受けられた方もお疲れ様でした。
受験生の場合はまだこれからが本番。
気を引き締めて頑張りましょう。
○本日の問題は、helpについてです。
helpといえば皆さんどんな知識をお持ちですか?
・help 「助ける」
・help oneself to 〜
「〜を自由に取って食べる」
・cannot help 〜ing
「〜せざるを得ない」
・more 〜 than 人 can help
「必要以上の」
これぐらい出てきたら立派です。
立派に暗記マシーンです。
知らないよりはぜんぜんいいんですけど。
ただ、ちゃんと理解をした上で、つまり記憶にStoryをつけたうえで暗記しないと、ほかとのつながりも出ませんし、何よりすぐ記憶のかなたへと消え去ってしまいます。
次のイメージを大切にしてください。
◆help = 「手」
「help」は手を貸したり、出したりすること。
「手を貸す」というのは、英語でも
・give a hand 「手をかす、手伝う」
なんていいますが、これが「help:助ける」の本来のイメージです。
○helpを漠然と「助ける」と覚えていると誤解が出てきます。
▲We helped an infant left in the house on fire.
「我々は燃える家に取り残された幼児を助けた。」
上記の文はなんか変。
helpは「助ける」というよりは「手を貸す」です。
「宿題に手を貸す」だと、あくまで相手が宿題をする主体であり、そこに少し手を貸しているイメージ。
上の文だと、命がけでweたちが主体となり幼児を救い出しているのだから、helpだと変ですよね。この文は
○We rescued an infant left in the house on fire.
にするべきです。
■Step
○次に「手を出す」というイメージもあります。
このあたりが我々日本人にはあまりないわからないところ。
さらにさらに「手を出す」から「自分でコントロールする」のイメージも。
・cannnot help 〜ing「〜せざるを得ない」
このイデオムも「〜をコントロールできない」⇒「自然に任せるしかない」⇒「〜せざるを得ない」といった発想。
・more 〜 than 人 can help 「必要以上の」
こちらのイデオムは「コントロールできる以上の」といった発想です。
★Don't spend more than you can help.
「なるべく金を使わないようにしろ」
「コントロールできる以上の金を使うな」⇒「自分の手に余る金を使うな」⇒「ある程度の金で抑えとけ」みたいな意味。
やっぱり「手」が出てきています。
○それでは本日の問題
They ( ) themselves freely to drinks.
「酒を飲みほうだいに飲んだ」
・help oneself to「〜を自由に取って食べる」
これは「自ら手を出す」という意味です。
「酒に自由にを出した」ですよね。
「別に「手」って覚えてなくてもイデオムの意味を暗記してりゃいいんでしょ、大体後ろの食べ物系が来るんでしょ」という学生さんには、次の文を送ります。
★He helped himself freely to my car.
彼は私の車をわがもの顔に使った
後ろは食べ物じゃありませんよね。
「私の車に手を出してくる」ってな感じ。
helpの原義が理解できましたでしょうか。
☆本日のポイント☆
・help oneself to 〜 「〜を自由にとって食べる」
・helpは「手を出す」のイメージ
2006年01月20日
066:助動詞とhave + p.p.
[適語を選びましょう]
“I don’t see Tom. I wonder why he’s late.”
“Well, he ( ) his train, or maybe he overslept.”
1 might have missed 2 might miss
3 should have missed 4 should miss
■答
1
■Hop
○おはようございます。
明日はいよいよセンター本番ですね。
今日はいつものうんちくではなく、センター対策をやってみます。
○センター試験の文法問題では[助動詞+have+p.p.]の形がよく出題されます。
明日出るかわかんないけど。
とりあえず、もうあしたが本番なので、手っ取り早く次のように覚えてください。
*「have+p.p.」の部分は「〜た」と訳す
これは考えてみれば当たり前で、have+p.p.は今までのことを表すんですけど、
今までのことを表す日本語の助詞は「た」しかありません。
たとえば
may be lost
なら「迷うかもしれない」ですけど
may have been lost
なら「迷ったかもしれない」となります。
過去のことを推量している表現になるんですね。
○あともうひとつ覚えて欲しいこと。
*might、should, mustは時制の一致のときを除いて現在時制
「え。shouldとmustは現在ってわかるけど、mightはmayの過去形じゃないの?」
と思うかもしれませんし、別にそれであってるんですけど、
He may be lost.
は「彼は迷うかもしれない」で
He might be lost.
は「彼は迷うかもしれない」です。
つまり、同じ。
mightは現在時制でつかえます、というより、ほとんど現在時制です。
時制の一致のときだけ過去形だ、と思ってくれて結構です。
Ithought that he might be lost.
この場合はthoughtという過去形のVにあわせて過去を表しています。
■Step
○本文をもう一度見てます。
“I don’t see Tom. I wonder why he’s late.”
“Well, he ( ) his train, or maybe he overslept.”
「トム見てないよね、何で遅れてるんだろ」
「うーん、彼電車に乗り過ごしたんじゃないの?それか寝すごしたんだろね」
これは彼が遅れちゃった理由、つまり過去のことを推量しています。
1 might have missed 2 might miss
3 should have missed 4 should miss
選択肢2, 4 はmightとshouldで、時制の一致とかはないですから現在時制。
よって×
「乗り過ごすかもしれない」
「乗り過ごすべきだ」
これらはこれからのことの推量になってしまいます。
「乗り過ごすべきだ」にいたってはトムは嫌われ者扱いです。
選択肢1 might have missedは先ほど述べた[助動詞+have+過去分詞]ですので、「〜た」と訳す。
「乗り過ごしたかもしれない」
彼が遅れている理由を推量しています。
だから正解。
○3 should have missedについては、
*[should have p.p.]
=〜すべきだったのに(でもやらなかった)
はご存知ですよね。
これだと
「乗り過ごすべきだったのに乗り過ごさなかったよあいつ、ちっ」
でやっぱり嫌われ者。
乗り過ごさなかったら遅刻してないから変です。
ほかにもよく出題されるポイントは
・仮定法
・第五文型、特に使役動詞知覚動詞
・感情系の動詞のing、~ed
(exciting, excitedの違い、みたいな)
・仮主語、仮目的語のitが絡むもの(強調構文も含む)
このあたりに不安のある方は今日のうちに見直して置いてくださいね。
☆本日のポイント☆
*[助動詞+have+p.p.] の「have+p.p.」の部分は「〜た」と訳す
*might、should, mustは時制の一致のときを除いて現在時制
*might have + p.p.
[〜だったかもしれない]
*should have p.p.
「〜すべきだったのに(でもやらなかった)」
“I don’t see Tom. I wonder why he’s late.”
“Well, he ( ) his train, or maybe he overslept.”
1 might have missed 2 might miss
3 should have missed 4 should miss
■答
1
■Hop
○おはようございます。
明日はいよいよセンター本番ですね。
今日はいつものうんちくではなく、センター対策をやってみます。
○センター試験の文法問題では[助動詞+have+p.p.]の形がよく出題されます。
明日出るかわかんないけど。
とりあえず、もうあしたが本番なので、手っ取り早く次のように覚えてください。
*「have+p.p.」の部分は「〜た」と訳す
これは考えてみれば当たり前で、have+p.p.は今までのことを表すんですけど、
今までのことを表す日本語の助詞は「た」しかありません。
たとえば
may be lost
なら「迷うかもしれない」ですけど
may have been lost
なら「迷ったかもしれない」となります。
過去のことを推量している表現になるんですね。
○あともうひとつ覚えて欲しいこと。
*might、should, mustは時制の一致のときを除いて現在時制
「え。shouldとmustは現在ってわかるけど、mightはmayの過去形じゃないの?」
と思うかもしれませんし、別にそれであってるんですけど、
He may be lost.
は「彼は迷うかもしれない」で
He might be lost.
は「彼は迷うかもしれない」です。
つまり、同じ。
mightは現在時制でつかえます、というより、ほとんど現在時制です。
時制の一致のときだけ過去形だ、と思ってくれて結構です。
Ithought that he might be lost.
この場合はthoughtという過去形のVにあわせて過去を表しています。
■Step
○本文をもう一度見てます。
“I don’t see Tom. I wonder why he’s late.”
“Well, he ( ) his train, or maybe he overslept.”
「トム見てないよね、何で遅れてるんだろ」
「うーん、彼電車に乗り過ごしたんじゃないの?それか寝すごしたんだろね」
これは彼が遅れちゃった理由、つまり過去のことを推量しています。
1 might have missed 2 might miss
3 should have missed 4 should miss
選択肢2, 4 はmightとshouldで、時制の一致とかはないですから現在時制。
よって×
「乗り過ごすかもしれない」
「乗り過ごすべきだ」
これらはこれからのことの推量になってしまいます。
「乗り過ごすべきだ」にいたってはトムは嫌われ者扱いです。
選択肢1 might have missedは先ほど述べた[助動詞+have+過去分詞]ですので、「〜た」と訳す。
「乗り過ごしたかもしれない」
彼が遅れている理由を推量しています。
だから正解。
○3 should have missedについては、
*[should have p.p.]
=〜すべきだったのに(でもやらなかった)
はご存知ですよね。
これだと
「乗り過ごすべきだったのに乗り過ごさなかったよあいつ、ちっ」
でやっぱり嫌われ者。
乗り過ごさなかったら遅刻してないから変です。
ほかにもよく出題されるポイントは
・仮定法
・第五文型、特に使役動詞知覚動詞
・感情系の動詞のing、~ed
(exciting, excitedの違い、みたいな)
・仮主語、仮目的語のitが絡むもの(強調構文も含む)
このあたりに不安のある方は今日のうちに見直して置いてくださいね。
☆本日のポイント☆
*[助動詞+have+p.p.] の「have+p.p.」の部分は「〜た」と訳す
*might、should, mustは時制の一致のときを除いて現在時制
*might have + p.p.
[〜だったかもしれない]
*should have p.p.
「〜すべきだったのに(でもやらなかった)」
2006年01月19日
065:humour
○おはようございます。
約二週間にわたって皆様にご提供いてまいりました、
「センター英語得点UPマニュアル」」のお申し込みを締め切らせていただ
きました。
大変多くの方からご連絡をいただき誠にありがとうございました。
■[意味を取りましょう]
I'm in no humor to listen to jokes.
■試訳
「私はジョークを聞く気分ではない」
■■Hop
○皆さんは、humourといえばどんなイメージがありますか?
「あいつにはユーモアのセンスがあるよな」、「面接で緊張しちゃってさ、
ユーモアをいう余裕もなかったよ」などですかね。
私たち日本人がカタカナ語として「ユーモア」という場合、「ウィットの効いた冗談」といったような意味合いで使っています。
すると本日の
★I'm in no humor to listen to jokes.
という英文だと、「ジョークを聞くジョークがない」なんて意味に思えてなんだか意味がわからない。
「大きな大男」「真っ白な白紙」みたいに意味がかぶってるようにも思えます。
○そこで次のhumourの原義を理解してください。
◆humour = 体液
なんかグロい話になってきましたね。
今は生理学の学問の中などに残っているだけの意味なのですが、大昔は
★the four humours 「4体液」
などといって、人間の体は4つの液体で出来上がってると信じられていまし
た。
まぁでもなんとなくわかりますよね。
人の体からは血は出るわ、鼻水出るわ、おしっこでるわ。全部色違うし。笑。
古きよきイギリス人の名誉のために言っておきますと、正確には鼻水とおしっこで人ができていると考えられていたわけではありません。
blood, phlegm, choler, black bileの四つでできていると考えられていました。
bloodはもちろん「血」、phlegmは「痰」、cholerは「胆汁」、black bileは「腎臓汁」。
これら4体液が人の性格、気分を左右するとされていた。
bloodが多い人は「生命力がある、元気、いい雰囲気」、phlegmが多いと「粘着質でひつこい」、cholerだと「かんしゃくを起こしやすい」、black bileが多いと「憂鬱」といった具合です。
■■Step
○これら四つの体液を総合して「humour」といいます。
ということは、四つの「blood, phlegm, choler, black bile」に共通のimageをhumourが持っているということ。
その共通のイメージとは
★「人の気分」
です。なので
★humour=「気分、機嫌」
という意味が出てきます。
これが受験で特に狙われる。
いつもお伝えしてますように、日本語に輸入されている英語のimageと、実際の英語のimageが違うときに問いたくなるのが出題者の心理なんです。
★keep good humour
「いい気分を保つ」
これなんかどうですか?
「いけてるジョークを飛ばし続ける」なんて思ったらだめですよ。
★When the humour took me, I would often go to the ball park.
「私は気が向くとよくあの野球場にいったものだ」
「気分が私を捉えると」が直訳です。
決して「冗談」みたいな意味ではありません。
こういった「気分、機嫌」のimageから、「good humour」だけが独立して使われるようになったのがいわゆる「ユーモア」なんですね。
○本日の問題
★I'm in no humor to listen to jokes.
「気分」で直訳しますと、
「私はジョークに耳を傾ける気分の中にいない」
⇒「私はジョークを聞く気分ではない」
になります。
わかりましたでしょうか。
☆本日のポイント☆
・humour = 「体液」が原義
・humour=「気分、機嫌」
約二週間にわたって皆様にご提供いてまいりました、
「センター英語得点UPマニュアル」」のお申し込みを締め切らせていただ
きました。
大変多くの方からご連絡をいただき誠にありがとうございました。
■[意味を取りましょう]
I'm in no humor to listen to jokes.
■試訳
「私はジョークを聞く気分ではない」
■■Hop
○皆さんは、humourといえばどんなイメージがありますか?
「あいつにはユーモアのセンスがあるよな」、「面接で緊張しちゃってさ、
ユーモアをいう余裕もなかったよ」などですかね。
私たち日本人がカタカナ語として「ユーモア」という場合、「ウィットの効いた冗談」といったような意味合いで使っています。
すると本日の
★I'm in no humor to listen to jokes.
という英文だと、「ジョークを聞くジョークがない」なんて意味に思えてなんだか意味がわからない。
「大きな大男」「真っ白な白紙」みたいに意味がかぶってるようにも思えます。
○そこで次のhumourの原義を理解してください。
◆humour = 体液
なんかグロい話になってきましたね。
今は生理学の学問の中などに残っているだけの意味なのですが、大昔は
★the four humours 「4体液」
などといって、人間の体は4つの液体で出来上がってると信じられていまし
た。
まぁでもなんとなくわかりますよね。
人の体からは血は出るわ、鼻水出るわ、おしっこでるわ。全部色違うし。笑。
古きよきイギリス人の名誉のために言っておきますと、正確には鼻水とおしっこで人ができていると考えられていたわけではありません。
blood, phlegm, choler, black bileの四つでできていると考えられていました。
bloodはもちろん「血」、phlegmは「痰」、cholerは「胆汁」、black bileは「腎臓汁」。
これら4体液が人の性格、気分を左右するとされていた。
bloodが多い人は「生命力がある、元気、いい雰囲気」、phlegmが多いと「粘着質でひつこい」、cholerだと「かんしゃくを起こしやすい」、black bileが多いと「憂鬱」といった具合です。
■■Step
○これら四つの体液を総合して「humour」といいます。
ということは、四つの「blood, phlegm, choler, black bile」に共通のimageをhumourが持っているということ。
その共通のイメージとは
★「人の気分」
です。なので
★humour=「気分、機嫌」
という意味が出てきます。
これが受験で特に狙われる。
いつもお伝えしてますように、日本語に輸入されている英語のimageと、実際の英語のimageが違うときに問いたくなるのが出題者の心理なんです。
★keep good humour
「いい気分を保つ」
これなんかどうですか?
「いけてるジョークを飛ばし続ける」なんて思ったらだめですよ。
★When the humour took me, I would often go to the ball park.
「私は気が向くとよくあの野球場にいったものだ」
「気分が私を捉えると」が直訳です。
決して「冗談」みたいな意味ではありません。
こういった「気分、機嫌」のimageから、「good humour」だけが独立して使われるようになったのがいわゆる「ユーモア」なんですね。
○本日の問題
★I'm in no humor to listen to jokes.
「気分」で直訳しますと、
「私はジョークに耳を傾ける気分の中にいない」
⇒「私はジョークを聞く気分ではない」
になります。
わかりましたでしょうか。
☆本日のポイント☆
・humour = 「体液」が原義
・humour=「気分、機嫌」
2006年01月17日
064:at once / 倒置?
[意味を取りましょう]
These lessons he at once preached and practiced.
■試訳
これらの教訓を彼は説くと同時に実行した
■Hop
○本日も真夜中更新です。
ポイントが二つあります。
ありがちな教え方をしてみるとこんな感じ。
1、[倒置パターン]
◆SVO⇒OSV
2、[語彙]
◆at once A and B
=both A and B
なんだかねぇ。
SVO⇒OSVって知っててどうすんだろ。
なにか役に立つんですかね。
たとえば
This rule the city must observe.
私が通っていたす○だ○予備校の先生は次のように言っておられました。
「observeは「まもる」という意味の他動詞」
「他動詞は後ろに目的語の名詞が来なくてはいけないのに何もない」
「ということは先頭のthis ruleが目的語のO。」
「本来the city must observe this ruleのSVOがOSVに倒置されているのだっ」
「Oは「〜を」と訳すので、先頭だからといって主語と考え「〜は」と訳してはいけないっ」
「OSVは本当の語順SVOに直して訳しましょう。」
「この町は、このルールを守らなくてはならない、が正解」
「みんなは天下の○ん○い予備校の生徒だからこんなのに引っかかってないよなっ」
いやいやいやいや。
なんでOSVの語順をSVOに直さなきゃならんのですか。
話者が何らかの理由で「OSV」の語順で発話しているものを、何で聞いてるものが勝手に語順を変えるとですか。
ていうか本来の語順ってなに??
OSVの文の本来の語順はOSVです。
書いてあるとおりが本来の語順。
SVOのほうが先生の脳内にしかない文なわけで、そっちのほうが嘘の語順です。
みんなだまされないように。
言語は音声なのだから耳に飛び込んできた順番で意味を取ればよい。
This rule the city must observe.
「このルール+この町+まもらなければ」
十分わかりますよね。
日本語でいうとこんな感じ。
「このルールは、この町がまもらなきゃなんだよ」
■Step
どんな文でも文頭のフレーズというのは、聞き手の耳に最初に飛び込む重要な情報です。
「彼は」と最初に聞いたら、続きは「彼」についての話題に決まってきます。まとめると
◆1文頭のフレーズ=文全体の話題低示
話題提示を表す日本語の助詞は「は」です。
いいですか?
「は」は話題提示であって、主語を表す言葉ではないんです。たとえば
★出川は頭が悪い
この文の主語はどれですか?
「出川は」ではないですよね。
述部「悪い」に対する主部は「頭が」です。
主語を表す助詞は「が」なんです。
んで、やっぱり「は」はその文の話題提示。
「出川について話しますと、頭が悪いんです」
これを一言で言うと「出川は頭が悪い」という日本語になりますよね。
◆2「は」=話題提示。
それでは◆1と◆2をたすとどうなりますか?
◆3、文頭のフレーズは「は」で訳せ
となります。
どんなに倒置されてても、文頭にあったら全部「は」。
文頭が話題提示なんだからね。
ちょっとやってみましょう。
This rule the city must observe.
「このルールは、この町が守らなければならない」
In the hall, a dance party was held.
「このホールの中では、ダンスパーティーが開かれていた」
ね。全部「は」ですよね。
倒置とか、元の形とか、かなりどうでもいいです。
書いてあるとおりに直訳してください。
前のフレーズは「は」って訳してください。
そうすれば勝手に英文のほうから意味を教えてくれるはずです。
○もうひとつは手短に。
◆at once A and B
=both A and B
「AとBどちらも、両方とも」
まぁこういう覚え方でもいいですけどね。
直訳すればわかるのに。
onceの意味は?
「一度」ですよね?
「かつて」と思った人は要反省。
「一度東京に行ったことがある」って
「かつて東京に行ったことがある」と同じですよね。
んじゃat once A and Bは?
=「AとB一度に」
これって「AとB同時に、」ってことですよね。
結果的にBothと同じになっています。
○それでは本文。
書いてる順どおりに、先頭は「は」で直訳します。
These lessons he at once preached and practiced.
「これらの教訓は、彼が説くのと同時に実践をしていた」
どうですか?
「これらの教訓について話しますと、彼が一度に解いて回ったり、実践してたものなんで
すよー」ってことです。
★He at once preached and practiced these lessons.
みたいにSVOに戻す必要などまったくありません。
いいですか?
倒置なんてどうでもいいんです。
まえから直訳していってください。
そうすれば道が開けます。
☆本日のポイント☆
・SVO⇒OSV
・at once A and B
=both A and B
・文頭のフレーズ=文全体の話題提示
・「は」=話題提示。
・文頭のフレーズは「は」で訳せ
These lessons he at once preached and practiced.
■試訳
これらの教訓を彼は説くと同時に実行した
■Hop
○本日も真夜中更新です。
ポイントが二つあります。
ありがちな教え方をしてみるとこんな感じ。
1、[倒置パターン]
◆SVO⇒OSV
2、[語彙]
◆at once A and B
=both A and B
なんだかねぇ。
SVO⇒OSVって知っててどうすんだろ。
なにか役に立つんですかね。
たとえば
This rule the city must observe.
私が通っていたす○だ○予備校の先生は次のように言っておられました。
「observeは「まもる」という意味の他動詞」
「他動詞は後ろに目的語の名詞が来なくてはいけないのに何もない」
「ということは先頭のthis ruleが目的語のO。」
「本来the city must observe this ruleのSVOがOSVに倒置されているのだっ」
「Oは「〜を」と訳すので、先頭だからといって主語と考え「〜は」と訳してはいけないっ」
「OSVは本当の語順SVOに直して訳しましょう。」
「この町は、このルールを守らなくてはならない、が正解」
「みんなは天下の○ん○い予備校の生徒だからこんなのに引っかかってないよなっ」
いやいやいやいや。
なんでOSVの語順をSVOに直さなきゃならんのですか。
話者が何らかの理由で「OSV」の語順で発話しているものを、何で聞いてるものが勝手に語順を変えるとですか。
ていうか本来の語順ってなに??
OSVの文の本来の語順はOSVです。
書いてあるとおりが本来の語順。
SVOのほうが先生の脳内にしかない文なわけで、そっちのほうが嘘の語順です。
みんなだまされないように。
言語は音声なのだから耳に飛び込んできた順番で意味を取ればよい。
This rule the city must observe.
「このルール+この町+まもらなければ」
十分わかりますよね。
日本語でいうとこんな感じ。
「このルールは、この町がまもらなきゃなんだよ」
■Step
どんな文でも文頭のフレーズというのは、聞き手の耳に最初に飛び込む重要な情報です。
「彼は」と最初に聞いたら、続きは「彼」についての話題に決まってきます。まとめると
◆1文頭のフレーズ=文全体の話題低示
話題提示を表す日本語の助詞は「は」です。
いいですか?
「は」は話題提示であって、主語を表す言葉ではないんです。たとえば
★出川は頭が悪い
この文の主語はどれですか?
「出川は」ではないですよね。
述部「悪い」に対する主部は「頭が」です。
主語を表す助詞は「が」なんです。
んで、やっぱり「は」はその文の話題提示。
「出川について話しますと、頭が悪いんです」
これを一言で言うと「出川は頭が悪い」という日本語になりますよね。
◆2「は」=話題提示。
それでは◆1と◆2をたすとどうなりますか?
◆3、文頭のフレーズは「は」で訳せ
となります。
どんなに倒置されてても、文頭にあったら全部「は」。
文頭が話題提示なんだからね。
ちょっとやってみましょう。
This rule the city must observe.
「このルールは、この町が守らなければならない」
In the hall, a dance party was held.
「このホールの中では、ダンスパーティーが開かれていた」
ね。全部「は」ですよね。
倒置とか、元の形とか、かなりどうでもいいです。
書いてあるとおりに直訳してください。
前のフレーズは「は」って訳してください。
そうすれば勝手に英文のほうから意味を教えてくれるはずです。
○もうひとつは手短に。
◆at once A and B
=both A and B
「AとBどちらも、両方とも」
まぁこういう覚え方でもいいですけどね。
直訳すればわかるのに。
onceの意味は?
「一度」ですよね?
「かつて」と思った人は要反省。
「一度東京に行ったことがある」って
「かつて東京に行ったことがある」と同じですよね。
んじゃat once A and Bは?
=「AとB一度に」
これって「AとB同時に、」ってことですよね。
結果的にBothと同じになっています。
○それでは本文。
書いてる順どおりに、先頭は「は」で直訳します。
These lessons he at once preached and practiced.
「これらの教訓は、彼が説くのと同時に実践をしていた」
どうですか?
「これらの教訓について話しますと、彼が一度に解いて回ったり、実践してたものなんで
すよー」ってことです。
★He at once preached and practiced these lessons.
みたいにSVOに戻す必要などまったくありません。
いいですか?
倒置なんてどうでもいいんです。
まえから直訳していってください。
そうすれば道が開けます。
☆本日のポイント☆
・SVO⇒OSV
・at once A and B
=both A and B
・文頭のフレーズ=文全体の話題提示
・「は」=話題提示。
・文頭のフレーズは「は」で訳せ
2006年01月16日
063:company
[意味を取りましょう]
The four-year-old child seems to prefer adult company.
■試訳
この四歳の子は大人とつきあうほうが好きらしい
■Hop
○皆さんこんばんは。
明日朝に作業ができなそうなので、
今回は時間を変更しての配信となります。
それでは本日の講義を始めます。
○本日の課題文、
★The child seems to prefer adult company.
皆さんは文字を見てすぐにimageが湧きましたでしょうか。
「その四歳の子+思える+好き+アダルト+会社」
将来が心配です。
まずは「アダルト」が極めてまずいですね。
最初に「大人」のimageを浮かべてください。
その次はcompany。基本は次のとおり
◆company=「一緒にいること」
なぜこのような意味になるのでしょう。
comはtogetherの意味で「ともに」です。
panyは「パン」。
日本人にとっての「ご飯」のようなものですね。
みんなで一緒に食卓を囲んでわいわいやる。
companyの原義は「一緒にパンを食べる」ということなんです。
■Step
○「一緒にパンを食べる」だったらなんで「combread」じゃないんだよっ、という人のためにひとくさり。
英語はドイツ語などと同じゲルマン語系です。
だからドイツ語ではbreadのことを「brot」といいます。
似てますよね。
一方フランス語やスペイン語イタリア語はラテン語系。
仏:pain, 西:pan, 伊:pane、やっぱり似ています。
ちなみにロシア語ではхлеб。
謎です。
companyってもともとゲルマン語系の英語じゃないんですね。
元はフランス語のcompagnieからきています。
ちなみにロシア語ではкомпания。
宇宙語です。
イギリスにはthe Norman Conquestでフランス人に占領されたり、the Hundred Years' Warでフランスと100年も戦争していた間にフランス語がかなり流入した。
その結果ずいぶん影響されたみたいです。
★There is nobody to keep her company.
「彼女の相手をする人がだれもいない」
◆A(’s) company=「Aと一緒にいること」
★If you keep company with people like that、〜
「もしあんな連中と付き合っていたら…」
◆keep company with ~「〜とつきあってる」
このあたりは頻出イデオムですね。
○本日の問題
★The hour-year-old child seems to prefer adult company.
「その四歳の子は大人と一緒にいるのが好きなようだ」
adult companyは◆A(’s) company=「Aと一緒にいること」ですから
「大人と一緒にいること」になります。
エロガキと誤解しないように。
わかりましたでしょうか。
☆本日のポイント☆
・company=「一緒にいること」
もともと「一緒にパンを食べること」
・A(’s) company=「Aと一緒にいること」
・keep company with ~「〜とつきあってる」
2006年01月13日
062:in the east [inとfrom]
[誤りがあらば正せ]
「太陽は東から出て西に沈む」
The sun rises from the east and sets to the west.
■答
・from → in
・to → in
■Hop
○おはようございます。
風邪がはやっていますね。
職場でも同僚が次々とダウン、日記で大活躍中のリサまでダウン、
皆さんもうがいをたくさんして万全の体制で学習を進めていってください。
○読者様からのメイルで「内容レベル高いですよね」といわれました。
私はドSなのでどうしてもいじめたくなります。
といいつつも、本日は基本中の基本問題にしてみました。
○厚めの参考書になら
★The sun rises in the east.
「太陽は東から昇る」
という例文が大体掲載されています。
「から」なのにfromを使わないでinを使う、というのがポイントらしいです。
でもそれぞれの前置詞の基本イメージさえつかんでおけばすぐ理解できるはずです。
まずはfromから。

fromは「一点から飛び出す運動」です。
★He turned away from her.
「彼は彼女から目をそらした」.
目線が彼女という一点から別のところへ移動した、ということですよね。
ということは、
★The sun rises from the east.
と書いてしまうと「東」という大きなものが「一点」ということになってしまいます。
おかしいですよね。
次にin。

前にお見せした絵ですね。
inは「ある範囲内にいる状態」です。
我々が東を向いたとすれば、視野の全体が東になるはず。
その中で

となっているのだから、from the eastではなく、in the eastですよね。
次にto。

これも前にお見せした絵です。
toは「一点にむかう運動」です。
fromの真逆ですね。
真逆だからこそfrom A to B「AからBに」なんてセットフレーズがあったりするんですよね。
我々が東や西に向いて目を開けたら視野の範囲内はすべて東や西です。
視野の中に東や西の一点が入っているわけではありません。
太陽が昇ったり沈んだりするのは、その方角の「範囲内」での出来事。
だから本日の問題は
★The sun rises in the east and sets in the west.
が正しい文になります。
わかりましたでしょうか。
☆本日のポイント☆
*太陽が昇るのは、西、東、の範囲内で起こることだからin
*前置詞それぞれの基本イメージを把握すること。
2006年01月12日
061:even
[意味を取りましょう]
The houses stood at an even distance from each other.
■試訳
「家が同じ間隔を置いて建っていた」
■Hop
○おはようございます。
本日はevenについてです。
皆さんevenの意味をどう覚えておられますか?
まず浮かぶのは「〜でさえ」ですかね。
私にとっては「そういう日本語に置き換わることもあるな」ぐらいです。
言葉の役割というものは、目の前にないもののImageを頭に浮かばせること。
たとえば[イヌ]とか[ドッグ]という音を聞くと私たちの頭の中にはあの、口がにょきっと出て、近づくと尻尾をぶんぶん振って、へっへっへっとか言っているあいつのimageが浮かびます。
つまり、訳というものは[英語⇔日本語]ではなく[英語⇔image⇔日本語] なのです。
○それでは、evenの基本イメージは次のとおり。

「平ら」「同じ」というimage。
★She has even teeth.
歯のラインがでこぼこではなく平らになっている。
このimageを日本語に置き換えると
→「彼女は歯並びがよい」ぐらいですかね。
★The goal made us even in the soccer game.
スコアが平ら、同じ。
「そのゴールで試合は同点になった」
野洲高校おめでとうございます。
私は滋賀出身です。
★even number「偶数」

平らですね。
★odd number「奇数」

平らではなくちょっと変。
oddとは「奇妙な」という意味です。
○ほかにも辞書などには
★get even with
=「仕返しをする」
とか書いていますが、仕返しをすればおあいこ、同じ、つりあいます。
だからやっぱりevenです。
■Step
○んじゃ「でさえ」のevenのどのあたりが「平ら、同じ」なんでしょう。
このあたりが言語のあいまいさといいますか、イメージ勝負なところなんですが、
イメージをプラスマイナスの2項に分けてみてください。
肯定がプラス、否定がマイナス、よいがプラス、悪いがマイナス。
順接がプラス、逆接がマイナス、同じがプラス、違うがマイナス。
なんとなくわかりますよね?
んじゃevenは?
もちろん「プラス」側のイメージです。
平らがプラス、でこぼこがマイナス。
プラスの文にプラスのevenを付け加えてやると「プラスの強調」になります。
たとえば、
★For Horiemon, that is a lot of money.
「ホリエモンにとってそれは大金だ」
肯定文でプラスです。
ここにevenを足してやると
Even for Horiemon, that is a lot of money.
「ホリエモンにとってでさえも大金なんだよ」
ただでさえ大金なのに、大金持ちの堀江社長にとっても大金だってことはかなりの大金。
「大金」の度合いが飛躍的にアップしています。
つまりプラスの度合いがアップして強調されています。
そんなこんなで「〜でさえ」と訳すことがあるんです。
○本日の問題
★The houses stood at an even distance from each other.
これは比較的簡単。
distance「距離」と書いているから、距離がつりあっている、同じだという意味。
「家が同じぐらいの距離を置いて建っていた」
わかりましたでしょうか。
☆本日のポイント☆
・even「平ら/同じ」という概念
・get even with「…に仕返しをする」
・even number「偶数」
・odd number「奇数」
2006年01月11日
060:all とwhole
[誤りを探しましょう]
My whole years appear nothing.
「私の全人生はまったく無駄なもののように思える」
■答
my whole years appear
→all my years appear
→my whole life appears
■Hop
○おはようございます。
ここのところ「センター英語得点UPマニュアル」の発送にてこずってメルマガの発行ペースが大幅にずれ込んでおりました。
今日からは何とか元に戻していく(つもりな)のでよろしくお願いします。
○前回はall単独のお話でしたが、本日はwholeとallの違いです。
意味はどちらも「全部、全体」とか「全…」で変わりありません。
ただ使われ方がちょっと違う。
これはイメージの相違から来るものです。
まずはall。

何でしょうこの人たち。
次はwhole。

ご臨終です。
バラバラ殺人です。
allというのは、もともと個体として別のものが集まってそれらすべてをさす場合に使います。
それに対し、wholeはもともと固体としては一つのものの部分部分が完全にそろっている場合に使う。
たとえばcountry「国」はたくさんありますよね。
それらがそろったときには
all countries
です。
もちろんcountryは複数形になります。
whole countriesと書くと×。
んじゃworld「世界」はひとつですよね。
いろんな地域国が集まってひとつの世界を作ってますよね。
もともとひとつのものです。
それで「全世界」というなら
whole worldとなる。
もともとひとつなんだからworldは複数形にしてはいけません。
そういやA Whole New Worldとかって歌ありましたよね。
♪I can open your eyes♪目あけたるでーとかから始まるあれ。
映画「アラジン」の主題歌でしたっけ。
要するに、細かい例外はありますが、基本的にwholeの後ろには複数名詞がくっつかないんです。
■Step
○それではなぜwholeは単体のイメージなんでしょう。
大昔は「健康な」という意味で使われていたそうです。
これは「全部そろった」という発想から。
ここから「全体の」が出てきた。
そう、もともと一人の人の健康状態を指す言葉なんです。
だから単体のイメージや後ろに単数名詞が来るのは当たり前です。
ちなみにholy「神聖な」という言葉がありますが、
これは「何者にも犯されていない、完全な」という意味。
「全部そろった」のwholeと似てますよね。
同じ語源です。
つづりが似てるでしょ?
○本日の問題
My whole years appear nothing.
「私の全人生はまったく無駄なもののように思える」
これは後ろに複数名詞があるのでだめ。
だからといってyearを単数にすると、「全人生」の意味ではなくなるので、たとえば
my whole life
とかにすると意味も単数という条件もクリアします。
allを使うのであれば
all my years
とかにしてください。
allの位置はmyの前です。
all the studentsとかと同じですね。
わかりましたでしょうか。
☆本日のポイント☆
*wholeは単数名詞につく、が基本
*all:もともと別の固体の集合
*whole:元は一つのものの全体
*whole, holyは同語源。ちなみにhaleとかも。
2006年01月09日
059:all
[意味を取りましょう]
He came all dizzy when he stood up.
■試訳
彼は立ち上がったとき大きなめまいを感じた
■Hop
○本日は休日ですね。
成人を迎えられる読者の皆さん、ご成人おめでとうございます。
人を思いやれる素敵な大人になられるよう願っております。
あと英語がデキるようになればなおよし。
大学受験が終わったころからTOEIC用の音声配信も始めるつもりなので楽しみにしておいてください。
○メルマガで「all=すっかり:強調表現」と書きました。
これは辞書のまねをして書いただけです。
辞書には「all:副詞で強調表現/completely「完全に」と同じ」なんて書いてます。
しかしいつも言っているように「ひとつの単語にはひとつしか意味がない」のです。
allといえば?
「全部」ですね。
「全部」でいつも直訳をすれば困ることはほとんどありません。たとえば
☆He was all wet with the ocean spray.
「波しぶきですっかりぬれてしまった」
これは
「全部ぬれていた」で十分イメージがわきます。
「あぁ、パンツまでびしょぬれっぽいな」ってわかりますよね。
イデオムでall at once「突然」というのがあります。
英語のフレーズにたくさん意味があると教えられている学生はこれを暗記したりします。
直訳すればわかるのに。
onceはoneの親戚ですよね。
all「全部」at once「一度に」
The blossoms dropped off from the cherry tree all at once.
「桜の木から突然花が散った」
⇒「全部一度に散った」
わかりますよね?
「突然」は意訳に過ぎません。
この文脈なら「突然」より「いっせいに」のほうが意訳として合ってる気がします。
冒頭の「all=すっかり:強調表現」はあくまで結果論。
「すっかり」と意訳すると日本語としてわかりやくい文脈もある、というだけなんです。
■Step
ただ、「強調」っぽいイメージがあるんだ、って知っておくと英語が理解しやすくなります。
たとえば、alsoはall とsoがくっついたものなんですが、allを強調で直訳すると「まったくそう」という意味になる。
「たかこは男好き」
「リサもまったくそう」
つまり「リサも同じ(=also)」。
alsoが「〜もおなじ」の意味になるのがわかりますね。
するとalthoughはall+thoughでthoughの強めですし、altogtherはall+togetherでtogetherの強めだとわかります。
togetherは「ともに」で何かが一緒にあることを表すのだから、altogetherは「全部一緒にして、まったくひとつにして」ぐらいの雰囲気。
☆Taken altogether, the party was a success.
「全体的に見てパーティーは成功だった」
takeは「とる」⇒「受け取る」⇒「考える」に派生しています。
辞書には「Taken altogether=全体的にみて」とありますが、
「全部をひとつにして考えると」と直訳をすればわかる。
○今日の問題
☆He came all dizzy when he stood up.
「彼は立ち上がったとき大きなめまいを感じた」
は「全部めまいがした」つまり全身がぐらぐらするようなめまいだったということ。
「大きなめまい」と意訳してみました。
理解できましたでしょうか。
☆本日のポイント☆
・all「全部」
「すっかり」というのは意訳
・all at once「突然」=「全部一度に」
・althoughはall+thoughでthoughの強め
・altogtherはall+togetherでtogetherの強め
・Taken altogether=「全体的にみて」
直訳は「全部をひとつにして考えると」
He came all dizzy when he stood up.
■試訳
彼は立ち上がったとき大きなめまいを感じた
■Hop
○本日は休日ですね。
成人を迎えられる読者の皆さん、ご成人おめでとうございます。
人を思いやれる素敵な大人になられるよう願っております。
あと英語がデキるようになればなおよし。
大学受験が終わったころからTOEIC用の音声配信も始めるつもりなので楽しみにしておいてください。
○メルマガで「all=すっかり:強調表現」と書きました。
これは辞書のまねをして書いただけです。
辞書には「all:副詞で強調表現/completely「完全に」と同じ」なんて書いてます。
しかしいつも言っているように「ひとつの単語にはひとつしか意味がない」のです。
allといえば?
「全部」ですね。
「全部」でいつも直訳をすれば困ることはほとんどありません。たとえば
☆He was all wet with the ocean spray.
「波しぶきですっかりぬれてしまった」
これは
「全部ぬれていた」で十分イメージがわきます。
「あぁ、パンツまでびしょぬれっぽいな」ってわかりますよね。
イデオムでall at once「突然」というのがあります。
英語のフレーズにたくさん意味があると教えられている学生はこれを暗記したりします。
直訳すればわかるのに。
onceはoneの親戚ですよね。
all「全部」at once「一度に」
The blossoms dropped off from the cherry tree all at once.
「桜の木から突然花が散った」
⇒「全部一度に散った」
わかりますよね?
「突然」は意訳に過ぎません。
この文脈なら「突然」より「いっせいに」のほうが意訳として合ってる気がします。
冒頭の「all=すっかり:強調表現」はあくまで結果論。
「すっかり」と意訳すると日本語としてわかりやくい文脈もある、というだけなんです。
■Step
ただ、「強調」っぽいイメージがあるんだ、って知っておくと英語が理解しやすくなります。
たとえば、alsoはall とsoがくっついたものなんですが、allを強調で直訳すると「まったくそう」という意味になる。
「たかこは男好き」
「リサもまったくそう」
つまり「リサも同じ(=also)」。
alsoが「〜もおなじ」の意味になるのがわかりますね。
するとalthoughはall+thoughでthoughの強めですし、altogtherはall+togetherでtogetherの強めだとわかります。
togetherは「ともに」で何かが一緒にあることを表すのだから、altogetherは「全部一緒にして、まったくひとつにして」ぐらいの雰囲気。
☆Taken altogether, the party was a success.
「全体的に見てパーティーは成功だった」
takeは「とる」⇒「受け取る」⇒「考える」に派生しています。
辞書には「Taken altogether=全体的にみて」とありますが、
「全部をひとつにして考えると」と直訳をすればわかる。
○今日の問題
☆He came all dizzy when he stood up.
「彼は立ち上がったとき大きなめまいを感じた」
は「全部めまいがした」つまり全身がぐらぐらするようなめまいだったということ。
「大きなめまい」と意訳してみました。
理解できましたでしょうか。
☆本日のポイント☆
・all「全部」
「すっかり」というのは意訳
・all at once「突然」=「全部一度に」
・althoughはall+thoughでthoughの強め
・altogtherはall+togetherでtogetherの強め
・Taken altogether=「全体的にみて」
直訳は「全部をひとつにして考えると」