2006年10月27日

103:betray

[意味をとりましょう]

Such optimism betrays a singular ignorance of human nature.

解答3行下




■試訳

そのような楽観論は人間の本質についてのかなりの無知をさらけ出している。

■本日のポイント

・betray=「裏切る」「うっかりもらす」

・betrayの「tray」は「trade=明け渡す」

・発音は「ビトレイ」


■■Hop

○おはようございます。

自作のPCがついに完成しました。

ヨドバシの店員の「自作って簡単ですよ」の言葉にだまされ、

3週間も格闘してきました。

あの店員に文句を言ってやろうとヨドバシに顔を出すことに。

「簡単じゃないじゃないですか」

「そうですか?ウフッ。」

「素人に自作なんて勧めないでくださいよ」

「でも完成してよかったですね、ウフッ、あとは」

「あとは?」

「グラフィックボードもつけると映像処理完璧ですねうっふぅ」

徹夜してますが取り付け方がわかりません。

またやられた・・・

○本日はbetrayについてです。

betrayといえば「裏切る」をご存知ですよね。

★He won’t betray her trust.

「彼は彼女の信頼を裏切ったりしないだろう」

ところが、次のような文だと「裏切る」ではうまく表せません。

★His face betrayed happiness.

「彼の顔は幸せを裏切った」??

ここでは

★betray=うっかりもらす、ばらす

の意味になっています。

「彼の顔は幸せを隠しきれなかった」ぐらいの意味ですね。


■■Step

○本来betrayの「tray」は「trade=取引」と同じものです。

つまり「やり取りして相手に渡す」感じ。

そこから

「敵に明け渡す」のイメージが出てきます。

「本来内側・味方側にとどめるものを明け渡す」という使い方です。

先ほどの例で考えてみます。

★He won’t betray her trust.

「彼は彼女の信頼を裏切ったりしないだろう」

「彼女の信頼」という自分側にあるものを、明け渡してしまう。

ここから「裏切る」が出ます。

★His face betrayed happiness.

「彼の顔は幸せを隠しきれなかった」

これも「幸せ」という内側にあるものを、見ているひとに明け渡してしまう。

ここから「もらす、ばらす」が出ます。

○ちなみにbetrayの発音は「ビトライ」ではなく「ビトレイ」です。

tradeも「トレイド」だから「ビトレイ」なんです。

■■Jump

○それでは本日の問題。

まずは単語チェック。

・optimism楽観論

・singular並外れた

・ignorance無知

・nature本質

★Such optimism betrays a singular ignorance of human nature.

「そのような楽観論は人間の本質についてのかなりの無知をさらけ出している」

「裏切る」では意味が通らないことを実感してください。

「無知」という内側に隠しておきたいものを明け渡してしまう、

→うっかり漏らしてしまう、ですね。

わかりましたでしょうか。

(裏)

髪切ってきます。

posted by マサ at 07:23| 得点直結!狙われる多義語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月19日

102:所有格=the

[誤りがあらば正せ]

He read many Marx’s works in the original text.

彼はマルクスの著作を原典でたくさん読んだ。

解答3行下





■解答例

1:many of Marx’s works

2:many works by Marx

■本日のポイント

・所有格=the

・one of 限定詞+複数名詞

「〜の中のひとつ」

・「作品by作者」


■■Hop

○先日予備校のテキストに

our all life → all our life

と訂正させる設問が載っていました。

正答率が案外低かったので本日の問題に取り上げてみました。

○まず大前提

★所有格=the

を理解してください。

両者の共通点は「限定」です。

たとえば、dogsだけではどんな犬なのか無限にイメージされます。

しかし

★the dogs「あの犬」

とtheがつくと、犬は犬でも「あの」犬たち、と範囲が限定されます。

これを

★his dogs「彼の犬」

Hata’s dogs「畑さんの犬」

と所有格にしても、範囲が限定されることにはかわりがありません。

文法用語では、このような「限定」作用のあるものを「determiner:限定詞、決定詞」なんていったりするのですが、

とにかく、theと所有格は「限定」という共通の意味があるがゆえに、同じ位置で使われるものだ、というのを理解してください。

■■Step

○すると先ほどの

★our all life…×

 all our life…○

というのもわかりますね。これらは

★the all life…×

 all the life…○

といっているのと同じ。

the allとはいえません。

本日の問題も同じこと。

★many Marx’s works

=many the works…×

many the ~とはいえません。

ただしthe manyともいえないので、訂正の仕方は工夫が要ります。

■■Jump

○訂正例その1を考えて見ます

★many of Marx’s works

=many of the works

これは

★one of 限定詞+複数名詞

「〜の中のひとつ」

という書き方を、one→manyに置き換えたものです。

「〜の中のひとつ」というフレーズは、範囲が決まっている複数の物の中からひとつ選ぶのですから、限定詞+複数名詞が必要となります。

「〜の中の多く」といっても同じことで、many of 限定詞+複数名詞となります。

○訂正例その2

★many works by Marxは

「作品by作者」

という書き方を使っています。

たとえば

★a book written by Haruki Murakami

「村上春樹によって書かれた本」

は、writtenを略して

★a book by Haruki Murakami

「村上春樹による本」

といっても同じことで、これを利用した訂正例です。

わかりましたでしょうか。


■編集後記

まだパソコンが。

くそーーーーー。
posted by マサ at 08:28| 冠詞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月12日

101:Againstとon,about

[誤りがあらば正せ]

これに対して意見はありませんか

Does anybody have an opinion against this?

解答3行下




■答

against → on/about



■■Hop

○本日は生徒が実際に書いた作文からの出題です。

★Does anybody have an opinion against this?

「これに対して意見はありませんか」

「againstはaboutかonでしょ」

「えー、againstは「対して」でいいんじゃないんですか??」

この生徒はどうやら「対」という漢字がagainstに値すると思っているらしいです。

そういうときもあれば、そうじゃないときもある。

それぞれのコアの意味を理解してください。

○againstは「対」ならなんでもOkではなく、「反対・対立」が基本です。

★Are you for or against the plan?

「この計画に賛成ですか、反対ですか」

forは「賛成」、againstは「反対」を表しています。

○他にも、「壁にもたれる」を

★lean on the wall

ということがありますが、これは

★lean against the wall

といってもよい。

壁から体重を支える反対の力が作用しているイメージです。

■■Step

○次はon・aboutについて簡単に。

★an opinion about what he said

「彼が言った事についての意見」

about=「〜について」は大丈夫だと思いますが、

このwhat he saidの部分をacid rain「酸性雨」などにすると

★an opinion on acid rain

「酸性雨についての意見」

aboutよりもonのほうがしっくりきます。

どうやら「「専門性の高い内容、学術的な内容」について」のときはaboutよりもonが好まれるようです。

★He didn’t take a note on the lecture.

「彼は講義についてのノートをとらなかった」

この例も、後ろに学問っぽいのが来ていますね。

■■Jump

○本日の問題の和文

「これに対して意見はありませんか」

の「〜に対して」は別に「反対して」の意味ではありませんよね。

ですから、againstは使う必要はありません。もし

★Does anybody have an opinion against this?

のままだと

「これに反対の意見を持つ人はいますか?」

という意味で、和文と異なってしまいます。

「対して」=「〜について」なので

★Does anybody have an opinion on/about this?

againstをonかaboutに変えましょう。

☆本日のポイント☆

・against「~に反対して」

・on/about「〜について」

■編集後記

先週月曜にヨドバシアキバにPCを買いに行きました。

腰にウエストポーチを2つつけた、見るからに秋葉系の店員に、

私の求めるスペックを伝えると、

「いいですねぇ、ウフッ、それなら既製品ではカバーできませんね」

「というと?」

「そう、自分で作りましょう!ウフッ」

「でも難しくないですか?」

「説明書ありますし、1日あればできますよー楽しいですよーウフッウフッ」

9日経ってまだ完成してません。

しかも楽しくありません

しかもしかも説明書は中国語…。

オタクのあんたと一般人の俺を一緒にしないで…。


posted by マサ at 05:30| 前置詞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月04日

100:Up

[意味をとりましょう]
I'll be up at your place by ten.




■試訳
10 時までにお宅に伺います


■■Hop

○おはようございます。

先日6年前の教え子からメールが来ました。

「何でアドレスわかったの?」

「だってアドレスどころか、先生の名前も住所も全部検索で出てきたよ?」

え。

よくよく聞けば、昨年参考書販売をしたときのページがまだみれるらしい。

そういえば、あの時は個人情報フル公開していたな、と。

うまくページの消去ができてませんでした。

といっても別に私の情報知っても何の価値もありませんが。

それより浮気報道された民主党細野豪志議員が心配。

彼は高校の後輩で、よーく知っています。

向こうも私のことよーく知っている。

何で女子アナなんかとチュウしたんですかねぇ。

うらやましい。。

○本日はupとdownについてです。

upは「上に」downは「下に」でもちろんいいんですが、

そのあたりはあまり狙われない。

狙われるのは他の意味に転じているときです。

○たとえばup「上」が「終わり」を表すときなどが頻出。

しかし、これなんかは日本語と同じ発想だから、実はわかりやすいはず。

「磯村部長、お先に上がらせていただきます」

「いっちょ上がりっ」(死語かも)

普段から我々日本人も「上がる」を「終わる」で使ってますよね。

英語でも

★We have eaten up all that.

「あれ全部食べ終わっちゃったよ」

★It is up to you!

「あんたに任せた!」

などで使われます。

■■Step

○この

★It is up to you

は頻出。

参考書などには「君次第だ」みたいに書いてあったりしますが、

「君が最終決定していいよ」ということ。

up=「終わる」のイメージですね。

○他にも

★up「上がる」down「下がる」



★up「近づく」down「離れる遠ざかる」

というイメージはありますか?

upのほうは「クローズアップ」なんて言い回しが輸入されているのでわかりやすいかもですね。

もろ「近づく」の意味ですよね。

★I went up to the teacher's table.

「先生の机のところまで行った」

これも「近づいていってた」というニュアンス。

★go down to the station

「駅まで行く」

別にdownはなくてもいいようなもんですが、

go to ~

というより

go down to ~

といったほうが「離れていく」の雰囲気が強い。

■■Jump

○本日の問題

★I'll be up at your place by ten.

「10 時までにお宅に伺います」

・by「〜までに」

・your place「あなたの自宅」

・up「近づいて」

直訳しますと

「10時までにあなたの自宅に近づきます」

→「あなたの自宅に伺います」

I’ll be upはI’ll come upといってるのと同じですね。

わかりましたでしょうか。

☆本日のポイント☆

・by「〜までに」

・your place「あなたの自宅」

・up「近づいて」「終わって」

・down「離れて」



posted by マサ at 03:41| 副詞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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