Such optimism betrays a singular ignorance of human nature.
解答3行下
■試訳
そのような楽観論は人間の本質についてのかなりの無知をさらけ出している。
■本日のポイント
・betray=「裏切る」「うっかりもらす」
・betrayの「tray」は「trade=明け渡す」
・発音は「ビトレイ」
■■Hop
○おはようございます。
自作のPCがついに完成しました。
ヨドバシの店員の「自作って簡単ですよ」の言葉にだまされ、
3週間も格闘してきました。
あの店員に文句を言ってやろうとヨドバシに顔を出すことに。
「簡単じゃないじゃないですか」
「そうですか?ウフッ。」
「素人に自作なんて勧めないでくださいよ」
「でも完成してよかったですね、ウフッ、あとは」
「あとは?」
「グラフィックボードもつけると映像処理完璧ですねうっふぅ」
徹夜してますが取り付け方がわかりません。
またやられた・・・
○本日はbetrayについてです。
betrayといえば「裏切る」をご存知ですよね。
★He won’t betray her trust.
「彼は彼女の信頼を裏切ったりしないだろう」
ところが、次のような文だと「裏切る」ではうまく表せません。
★His face betrayed happiness.
「彼の顔は幸せを裏切った」??
ここでは
★betray=うっかりもらす、ばらす
の意味になっています。
「彼の顔は幸せを隠しきれなかった」ぐらいの意味ですね。
■■Step
○本来betrayの「tray」は「trade=取引」と同じものです。
つまり「やり取りして相手に渡す」感じ。
そこから
「敵に明け渡す」のイメージが出てきます。
「本来内側・味方側にとどめるものを明け渡す」という使い方です。
先ほどの例で考えてみます。
★He won’t betray her trust.
「彼は彼女の信頼を裏切ったりしないだろう」
「彼女の信頼」という自分側にあるものを、明け渡してしまう。
ここから「裏切る」が出ます。
★His face betrayed happiness.
「彼の顔は幸せを隠しきれなかった」
これも「幸せ」という内側にあるものを、見ているひとに明け渡してしまう。
ここから「もらす、ばらす」が出ます。
○ちなみにbetrayの発音は「ビトライ」ではなく「ビトレイ」です。
tradeも「トレイド」だから「ビトレイ」なんです。
■■Jump
○それでは本日の問題。
まずは単語チェック。
・optimism楽観論
・singular並外れた
・ignorance無知
・nature本質
★Such optimism betrays a singular ignorance of human nature.
「そのような楽観論は人間の本質についてのかなりの無知をさらけ出している」
「裏切る」では意味が通らないことを実感してください。
「無知」という内側に隠しておきたいものを明け渡してしまう、
→うっかり漏らしてしまう、ですね。
わかりましたでしょうか。
(裏)
髪切ってきます。