2007年01月31日

112:many more

■[誤りを訂正しましょう]

There are much more deer in Nara than before.




■答:much→many

奈良には以前よりも多くの鹿がいる

*比較の強めはmuchと思い込まないこと

■本日のポイント

・moreの後ろに加算名詞がある場合

→much moreは×

→many moreが○

■■Hop

○おはようございます。

受験生の皆さん、センター試験お疲れ様でした。

出題形式が変更されていてちょっとびっくりでしたね。

ただ、形式が変わっていても聞かれているポイントは同じでしたので、

いかに早く落ち着けたかが勝負の分かれ目だったような気がします。

さて、本日から本格的な受験シーズンが始まります。

今日が受験の人は、落ち着いて取り組んできてください。

あせったら、

「ここはいつもの教室だ」

「模試を受けてるのと同じだ」

と自分に言い聞かせていつもどおりの気持ちになれるように。

○本日は中学の時に習う知識を逆手にとった問題から。

筆者は中学生だったほんの数年前(嘘)、次のように習いました。

*原級の強めはvery

*比較級の強めはmuch

★He is much taller than you

彼は君よりずっと背が高い

っていうあれです。

これが頭に残ってると、

★There are ( ) more people than we have thought.

思ってたよりもずっと多くの人がいる

こんな問題の空欄にmuchと入れたくなってしまいます。

■■Step

○先ほどの答はmuchではなくmany。

だって、「ずっと多くの「人」」なんだから、

「人が多い」はmuchじゃなくてmanyですよね?

○もう少し根本的な話をしますと、

比較級の強めはmuch

という考え方自体がおかしい。

んじゃ先ほどの

★He is much taller than you



★He is a lot taller than you

と言っても同じなのに、a lot は「比較級の強め」ではないのでしょうか。

そうしたら皆さんは「比較の前にくっつく言葉は強め」なんて覚えるかもです。

では

★He is a little taller than you

君よりほんのちょっと背が高い

だと別に「比較が強め」られてませんよね?

○次のように理解してください。

[比較の前にある要素=比較の「差」]

much/a lot tallerなら背の「差」がいっぱいあるということ。

a little tallerなら背の「差」がちょっとだけあるということ。

a head tallerなら「差」が頭ひとつ分ということになります。

■■Jump

○それでは「〜より多くの鉛筆」なら

★〜more pencils than〜

「〜より2本多くの鉛筆」なら「2」は「差」ですから

★〜two more pencils than〜

「〜より100本多くの鉛筆」なら

★〜a hundred more pencils than〜

それでは「〜よりずっと多くの鉛筆」なら?

もちろん、「鉛筆の差の多さ」は数えられる概念、つまりmanyで表します。

★〜many more pencils than〜

になりますね。muchは×です。

○本日の問題

There are much more deer in Nara than before.

鹿も1匹2匹と数えられますから、「差」がたくさんというときはmanyを使います。

ですからmuch more deerはmany more deerにしなければですね。

(裏)

近所のコスプレ焼肉が気になります
posted by マサ at 08:14| 比較 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月19日

111:センター対策6 料金

■[センター予想point6]

2001年度本試験

A [ ] is the money that you pay for a journey made, for example, by bus, train, or taxi.

1 charge 2 cost 3 fare 4 fee




■答3fare

( )はたとえばバスや電車、タクシーに乗るのに払う金でである


■Essence
「fee」

1:専門職に対する謝礼

2:団体に払う「入場料」「授業料」「会費」

「charge」

=サービスや労働に対する「料金」

「toll」

=通行料

「cost」

=生産にかかる費用、経費

「犠牲」の意味にも。

「fare」

=乗り物の運賃

■Hop

○日本語では同じ単語で済ませているのに、英語では場面によって使い分けている。

そんな単語でセンターなど受験頻出のものがあります。

そのなかの一つが「料金」。

受験一般でよく出題されるのでチェックをしておきましょう。

「fee」

1:専門職に対する謝礼

★an actor's fee

俳優の出演料

俳優は専門職ですね。

弁護士などに払う「料金」も専門職なのでfeeです。

★I'll perform without a fee.

謝礼金なしで演奏いたしましょう

この文だと「演奏家」をいう専門職がいる前提なのでやっぱりfeeになります。

2:団体に払う「入場料」「授業料」「会費」

★I couldn't pay my college fees.

大学の授業料が払えなかった

■Step

○次は「charge」

=サービスや労働に対する「料金」

★The information is available at no charge.

情報は無料です  

情報提供という「サービス」に対するものだからchargeになります。

○次。「toll」

=通行料

★pay a toll for using a road

道路を通行するため料金を払う

高速道路にいくと「料金所」がありますが、

英語では「toll gate」といいます。

日本の高速道路料金所にもtoll gateって書いてありますよ。

○お次は「cost」

=生産にかかる費用、経費

★the huge production costs of a movie

映画の莫大な製作費用

できれば払いたくねぇな、っていう印象から

「犠牲」の意味にも。

★human costs of war

戦争における人命の犠牲

■Jump

○最後は「fare」

=乗り物の運賃

★They've slashed airline fares again.

ふたたび航空運賃を切り下げた

○本日の問題は

A [ ] is the money that you pay for a journey made, for example, by bus, train, or taxi.

( )はたとえばバスや電車、タクシーに乗るのに払う金でである

答はfareですね。

(裏)

ももひきがどうしてもはけません
posted by マサ at 05:41| 単語のニュアンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月17日

110:センター対策5 「ほとんど」

■[センター予想point5]

( ) like susi.

1 almost Japanese 2 most Japanese 3 most of Japanese 4 almost of Japanese


■答2:most Japanese

ほとんどの日本人はすしが好きだ

■Essence

・「ほとんどの日本人」の正しい形

→most Japanese
→almost all (of) the Japanese

・most of the 〜

・almostは「一歩手前」が基本。

・「almostは副詞」という考え方はどうでもよい


■Hop

○おはようございます。

本日の問題は「ほとんど」という表現についてです。

センター試験では基本しか問われませんが、今日は応用問題でも対応できるように解説をします。

○まずはalmost。

この単語は「ほとんど」とか覚えるよりも次の概念を理解したほうがわかりやすいです。

★almostの基本概念=「一歩手前」

★He was almost run over by a car.
彼は車にひかれかけた

車にひかれる一歩手前で助かった、っていう意味ですね。

★He was almost alone in that opinion.
その意見をもっているのは彼だけといってよかった

危うく彼一人になる一歩手前、もう一人ぐらいは同じ意見を持っているかな?っていうような意味です。

★the Dow was up almost 40 points.
ダウ平均株価は約 40 ポイント上がっていた

40ポイントの一歩手前、つまり39ポイントぐらい上がっている、という意味ですね。

■Step
○よく「almost」は副詞、と教えてある参考書を見かけます。

辞書にもそう書いてある。

でも、同じ参考書には「副詞=名詞以外を修飾」とも書いてあって、

平気で

★Almost nobody was there.
ほとんどだれもそこにいなかった.

なんて例文が載せてある。

この例文だとalmostが名詞のnobodyを修飾してて副詞じゃなくなってませんか??

だから私は「almost=副詞」なんか忘れろといっています。

上の例文

★almost nobody was there

は、誰もいない、の一歩手前で、1〜2人はいた、ぐらいの雰囲気です。

意味さえあっていれば副詞かどうかなんてどうでもいいんです。


○次はone of 〜のパターンです。

まず次のデフォルトを理解してください。
★one of the students
学生の中の一人

これをone of studentsと書いてはいけません。

「〜の中のひとり」というためにはどこの中から選んでいるのかはっきり範囲を限定しなければなりません。

よって

★one of the students

という風に、範囲を限定するtheがつきます。


限定するにはthe以外でもhis, my, herみたいな所有格でも限定できますので

★one of his students

とかでもOKです。
★one of 限定詞+名詞
ってことですね
■Jump
○それでは本日の問題の選択肢

1 almost Japanese

almostは「一歩手前」なので、日本人の一歩手前、日本人ぽいけどぎりぎり日本人じゃない人、

…なんのことだかわかりませんよね。なので×


2 most Japanese

これは問題なし

3 most of Japanese

これは「〜の中のほとんど」の意味なのでone of 限定詞+名詞パターンです。

ということはmost of the Japaneseのように限定詞が必要なので×

4 almost of Japanese

これも限定詞がない。しかもあってもalmost of the 〜という言い方
はないです。

したがって答は2です。

わかりましたでしょうか。
(裏) 田舎の母ちゃんがももひきを送りつけてきました。
はかないよ、母ちゃん。。。
posted by マサ at 04:38| 副詞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月13日

109:センター対策4 forgettable

■[センター予想point4]

適切な語句を選べ

2000本試験

Paul left his book at home again. He’s so [ ].

1 forgetful 2 forgettable




■答1forgetful

ポールはまた家に本を忘れた。彼はとても忘れっぽい。

■Essence

・forgetful「忘れっぽい」

・forgettable「忘れられやすい」

・動詞+able=主語との関係が受身

・動詞+ful=主語との関係が能動


■Hop

○本日の問題も定期的にセンターで出題されているものです。

私も勤めている河合塾のセンター解説本には次のように書いてあります。

★形容詞forgetful「忘れやすい」の用法

・forgetfulは主として「(人が)忘れやすい」の意味で用いられる。

・2のforgettableは「忘れられがちな」の意味で、文意に沿わない

どうですか皆さん。

この解説こそ忘れやすそうですよね笑。

しかも夢がない。

「覚えなきゃいけないんだな。。。

どれぐらい暗記しなきゃいけないんだろ」

ってなりませんか?

■Step

○個別に単語を覚えるのではきりがありません。

実は〜ableと〜fulでそれぞれ共通する傾向があります。

次の簡単な文を見てください。

★This error is regrettable.

この間違いは残念だ。

regrettableは辞書には「残念だ」と書いてありますがそれではよくわからない。

そこで、単語をよく見ると、

regret「残念に思う」という動詞+able

ですね。

主語のerror「間違いは」と、regretの関係を考えると、

「間違いは残念に思われる」

人によって、間違いが残念に思われる、

つまり受身の関係になっています。

☆動詞+able=主語との関係が受身

なんです。

○次の文はどうですか?

★His behavior was respectable.

彼の行動は尊敬できる

respectableは「尊敬できる」ですが、

「行動は(人によって)尊敬されている」で

受身の論理になっていますね。

He is respectableだと

Heは尊敬されている人ということになります。

○一方で、動詞+fulの場合はどうでしょうか。

★We are respectful toward him

われわれは彼を尊敬している

主語のweはhimを尊敬しているんですよね?

つまり

☆動詞+ful=主語との関係が能動

になります。

〜ableとの関係がちょうど逆になります。

■Jump

○それでは本日の問題

★Paul left his book at home again. He’s so [ ].

1 forgetful 2 forgettable

ポールはまた家に本を忘れた。彼はとても忘れっぽい。

主語はheです。

そのheは前文のPaulで、Paulはよく忘れ物をすることが書かれています。

ということは

主語Heは忘れ物「forget」をする「能動」の関係ですよね?

ということは能動の関係を表すforgetfulが答です。

ここでforgettableをいれてしまうと受身の関係になってしまいます。

★He is so forgettable.

彼はわすれられる、の関係ですね。

彼は忘れられやすい、の意味になってよくわかんなくなりますよね。

これで〜ableと〜fulの判別は二度と間違わなくなったはずです。

(裏)

温泉行きたい

posted by マサ at 12:10| 単語のニュアンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月11日

108:センター対策3 感情系V

■[センター予想point3]

適切な語句を選べ

I am [ ] to hear the news of his safe arrival.

1 delighted 2 delight 3 delighting 4 delightful




■答1 delighted

彼が安全に戻った知らせを聞いて私は喜んでいる

■Essence

・感情系Vは基本「〜させる」

delight、please「喜ばせる」

tire「疲れさせる」

bore「飽きさせる」

surprise、astonish「驚かせる」など。

・感情系Vが

ingのときは「〜させる」でそのままの意味

edのときは「〜している」で受身っぽくない意味になる


■Hop

○おはようございます。

本日は、これまた定番というか、基本の「感情系V」についてです。

普段はあまり基礎っぽいことを配信してはいないのですが、

センター対策企画なので、致し方ないところ。

逆に理解できてないとまずいところでもあるので、確認だと思って読んでください。

○まず「感情系V」と私が呼んでいるのは、

・please「喜ばせる」

・tire「疲れさせる」

・bore「飽きさせる」

・surprise「驚かせる」

など、皆さんご存知の動詞のことです。

これらはすべて「〜させる」が基本の意味であって、

「喜ぶ」とか「疲れる」とかではないので注意が必要です。

■Step

○これら感情系Vは〜ingか〜edなのかの形式で出題されます。

たとえば、感情系Vではないですが、

run「走る」はrunningだと「走っている」になって、

能動態、受動態といった、「態」は変わっていません。

ですから、感情系Vもingだと元の「〜させる」の意味そのままに、

「〜させる(ような)」ぐらいの意味です。

boreがboringだと「退屈させる(ような)」ですね。

○一方、〜edだと、受動態を表しますから、

boredは「退屈させ+られる」になります。

★The audience were bored…だと「聴衆は退屈させ+られていた」

つまり「退屈していた」になります。

○まとめると次のようになります

★感情系Ving「〜させる(ような)」

感情系Ved「〜している」

なぜこのポイントがセンター試験での出題率NO.1になるかわかりますでしょ
うか?

中学生のときわれわれは

★「〜ing」=「〜している」

と習います。しかし感情系Vでは

★「〜ed」=「〜している」

と、ま逆の結果になる、だからこそ出題されるんです。

■Jump

○本日の問題

★I am [ ] to hear the news of his safe arrival.

1 delighted 2 delight 3 delighting 3 delightful

delightは感情系V「喜ばせる」です。

てことは、

1 delighted 3 delighting

のどっちが正解だ?という問題です。

1は〜edなので「〜している」

つまり「喜んでいる」の意味。

3は〜ingなので「〜させる(ような)」

つまり「喜ばせる(ような)」の意味。

文の意味をとってみると

「無事帰還の知らせを聞いて喜んでいる」

〜ている、だから3 delightedが答ですね。

(裏)

プリンターから異音が。。


posted by マサ at 10:00| 動詞周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月09日

107:センター対策2時と条件の副詞節

■[センター予想point2]

適切な語句を選べ

We will not have to close our shop if we ( ) some orders tomorrow.

1.will secure 2.will have secured 3.secure




■答3secure

明日注文を取れば店をたたまなくてすむだろう


■Essence

・secure「確保する」

・if SV… は「条件を表す副詞節」

・時と条件の副詞節では「だろう」のwillは使えない


■Hop

○皆さんこんにちは。

本日はセンター試験以外でも定番の

「時と条件を表す副詞節」についてです。

学校などで教えられる場合、次のように習います。

★時と条件の副詞節では、未来形は現在形で代用する

・時の副詞節とは…

after SV…、beforeSV…、whenSV…など

・条件の副詞節とは…

if SV…、unless SV…など

・間違い例

They will stay here if it will rain tomorrow.

・正しい例

They will stay here if it rains tomorrow.

…。

あのー。

これじゃ学生さんたちは

「んじゃifってあればその後ろのwillをなくせばいいんじゃん!」

って思いますよね?

んでは、

He will be glad if you will help him.

は間違いなんでしょうか??

なんも間違いじゃないんですけど。


■Step

○なぜif の後ろにwillが入ったり入らなかったりするのか。

種明かしをする前に、まず私がいいたいのは

★「willは未来時制なのか?」

ってことです。

★It will rain tomorrow

「明日雨が降るだろう」

このwillが未来時制なら

★It must rain tomorrow.

「明日雨が降るに違いない」

mustも未来時制じゃないですか?

★It may rain tomorrow

「明日雨が降るかもしれない」

mayも未来時制ですよね?

ですから、まず、「will=未来」と教えているところに無理がある。

will「だろう」も、may「かも」も、must「ちがいない」も

全部これからのことを推測している。したがって

★★will「だろう」=推量

と考えたほうがよさそうです。

○willには大きく分けて二つの意味があります。

★「だろう」=推量

★「〜するつもり、〜したい」=意思

たとえば、

★ I will go at once.

「すぐに行きますよ」

では、自分のことなのに

「俺は〜するだろう」と、自分で自分のことを推測したのでは他人事見たいで変。

だから「俺は〜するつもり」つまり意思のwillです。


■Jump

○それでは先ほどの

★They will stay here if it will rain tomorrow.

はなんでだめなんですかね。

天気の話題だから、意思なんてないので、

it will rainのwillは推量「だろう」です。

直訳してみます。

「明日雨が降るだろうなら、彼らはここにいるだろう」

変ですよね?

willが二つ書いてあるということは、

日本語で「だろう」を二回言っているのと同じ。

正しくは

「明日雨が降るなら、彼らはここにいるだろう」

で、「だろう」は一度書けばよい。

ということは英語でも同じ。

★They will stay here if it will rain tomorrow.

ではなく

★They will stay here if it rains tomorrow.

なんです。

「時と条件の副詞節では・・・」みたいな難しい話ではなくて、

「〜だろうなら、〜だろう」とは言わない、というだけの事です。

簡単ですね。

逆に

★He will be glad if you will help him.

では、you will を意思と取れますから

「君が彼を助ける「つもり」なら、彼は喜ぶ「だろう」」

と直訳しても問題がありません。

したがって正解。

難しいことを考えすぎないでください。

書いてあるとおりに直訳する。

そうすれば何がおかしいのかわかります。

○本日の問題も直訳しましょう。

★We will not have to close our shop if we ( ) some orders tomorrow.

tomorrowとあるから、willは「これからのことの推量」ですね。

「だろう」です。

「明日注文を確保するだろうなら、店をたたまなくてすむだろう」

だろう、がかぶってます。

したがって、willのある選択肢は×。

これで答が出ますね。



(裏)

明日から生授業開始。。



posted by マサ at 13:52| 時制 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月07日

106:センター対策1to have pp

☆センター試験当日まで企画☆



[予想point1]

適切な3単語を埋めましょう

He is said ( ) up at this inn then.

彼はあの時この宿屋に泊まったと言われている




■答to have put

■Essence

・put up at ~〜に泊まる

・to have P.P.は「〜た」

・then「過去の語句」があるのがポイント

■Hop

○明けましておめでとうございます。

本日からセンター当日まで、センター試験の予想文法問題を配信していきます。

皆さんは次のような時制のルールを習ったことがありませんか?

「to have PPは主節のVより以前の時制をあらわす」

ややこしい言い回しですよね?

参考書などの例

★He is believed to have been guilty.

to have beenはis believedの「現在」よりも前、

つまり「過去」を表し、書き換えると

=It is believed that he was guilty.

と、was「過去」になる。

…。


■Step

○えーと、分析すりゃいいってもんじゃありません。

わかってない人、インテリ気取りの人ほど分析したがる。

あのですね、言語は本来音声です。

音で聞いた瞬間に、意味の違いが直感的に感じられるはず。

to have ppは、英語圏の人にとって、聞いた瞬間に

「主節のVより以前の時制」

だと理解できる音なんです。

これって、同じ音が日本語にもありませんか?

そう、「た」です。

「た」は、その文中の基本時制よりも以前のことを表す音です。

○日本語で考えて見ましょう。

☆彼は有罪であると信じられている。

この文では「である」と「ている」はどちらも現在時制を表しています。

英語だと

★He is believed to be guilty.

ですね。次。

☆彼は有罪であったと信じられている

ここでは「た」が「ている」よりも以前の時制を表していますよね?

英語で書くと

★He is believed to have been guiltyです。

ということは

●to have pp=「た」

ということになりそうです。

これで、直感でわかるようになったはずです。

■Jump

○例題をといてみましょう

《誤りを正せ》

This wall is a part of the structure thought to be built in the last century.

書いてあるまま直訳をしてください。

余計なルールとか考えなくていいです、そう、直感で。

structureは「建造物」です。

「この壁は前世紀に立てられると考えられている建造物の一部だ」

おかしいですよね?

「前世紀に立てられ「る」」??

「前世紀」なんだから「立てられ「た」」ですよね??

解答は、to be → to have been です。

○本日の問題

★He is said ( ) up at this inn then.

彼はあの時この宿屋に泊まったと言われている

・be said to V「〜といわれている」

・put up at ~「〜に泊まる」

to put up at~だと「〜に泊ま「る」」

to have put up at~だと「〜に泊まっ「た」」

日本語を見ればどちらが答かわかりますね。

○センター本番では、ほかにも

may have pp「「た」かもしれない」

must have pp「「た」に違いない」

cannot have pp「「た」はずがない」

should have pp「〜すべきだっ「た」のに」

など出題される可能性が高いですね。

(裏)

髪切りたい…

posted by マサ at 22:59| 時制 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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