I cannot for the life of me remember where I met her.
解答3行下
■試訳
どこで彼女に会ったのかどうしても思い出せない
■■Hop
○おはようございます。
先週の金曜日、朝の猛ラッシュで痴漢を捕まえました。
俺えらいっ。
どちらかというと、普段は痴漢に間違えられるほうなんですけど。
目の前にいるプラダのバッグを持つ女がもぞもぞしているのでおかしいなと思ったら
後ろで恍惚の表情を浮かべるバーコード頭のおっさんが一人。
「こここここここれはちちちかちかちかん?!」
捕まえるべきか?
いや、間違いだったら訴えられるな。
もしかして女と合意の上?
いや、プラダを持つ女とバーコードのおっさんのカップルはありえない。
もしかしてプラダ女は喜んでる?
いや、汚物を見るように臭そうに顔をゆがめている。
もしかして俺が臭い?
いや、風呂も入ったし朝スーツにファブリーズもしてきた。
ここまで光の速さより早く判断し、
とりあえず裁判用に証拠を押さえなきゃと
携帯で尻部分の映像を取ろうとして
ちょっと待て、これって俺が捕まるのでは。
と思い直し、必死でプラダ女の尻部分を横目で凝視。
どう見ても俺が変態だと思った瞬間女が
「やめてくださいっ」
と言った瞬間俺がおっさんの腕をつかみ
「おとうさん、外出よか」
と言ってました。
いやー、こんなことってあるんですね。
何がいいんですかね、痴漢。
だって人の触るだけで自分は触ってもらわないんでしょ?
自分は気持ちよくないじゃんね。
このまとめ、だめ?
○しゃべりすぎました。
本日はイデオムについてです。
★cannot〜for the life of me
「どうしても〜できない」
要素わけすれば暗記しなくてすみます。
まず、forは「交換」の意味。
次の文を見てください。
・I worked hard for the absent.
「休んだ人のために働いた」
これって
「休んだ人の代わりに働いた」
と訳してもいいですよね?
このように
「〜のために」から
「〜の代わりに、〜と引き換えに」
の意味に変わった「交換のfor」というのがあります。
このfor、「命」という意味のlifeとセットになることが非常に多い。
■■Step
○たとえばですね、
★The hunter dropped his gun and ran for his life.
「猟師は銃を捨て必死で逃げた」
・run for A’s life
「必死で逃げる」
の意味ですが、これはforが交換、lifeが命で
「命と引き換えに(=命がけで)走る(=逃げる)」という意味。
・for A’s life
=「命がけで」と覚えてもいいかも知れません。
■■Jump
○では、
for my life「(私が)命がけで」
になりますが、これって
for the life of meと書いても同じですよね。
どちらも直訳は
「私の命と引き換えに」
です。だとすると
・cannnot 〜for the life of me
直訳「私の命と引き換えでもできない」
→命がけでもできない、どうしてもできない
となるのは当たり前ですね。
○本日の問題
I cannot for the life of me remember where I met her.
「どこで彼女に会ったのかどうしても思い出せない」
これも直訳をすれば
「命がけでも思い出せない」
ですから、イデオムだと思って暗記しなくても、十分わかると思います。
■本日のポイント
・cannot〜for the life of me
「どうしても〜できない」
直訳「私の命と引き換えでもできない」
・「交換」のfor
「〜の代わりに、〜と引き換えに」
・run for A’s life
「必死で逃げる」
・for A’s life
「命がけで」
(裏)プラダ女がお礼を送ってくれるそうです。エルメスのカップだったりして。