■[空所に適語を入れましょう]
No war is free [ ] cost to the participants.
参戦国にとって損失のない戦争はない
a)to
b)from
c)in
d)of
解答5行下
↓
↓
■答:d)of
■本日のポイント
★free of ~「〜が無い」とfree fromも「〜が無い」の違い
■■Hop
○おはようございます。
最近私の中でネットショッピングがはやっています。
元来ぐうたらな私は、休日にわざわざ外出してまで買い物に出かけるなどというのは
「単なるエネルギーの浪費」
と自分に言い聞かせていたのですが、世の中便利になったもんですね。
家に引きこもっていても欲しいものが玄関先まで届けられる始末。
私のような貧乏暇なしの人間にさえも散財させる仕組みが出来上がっています。
早速自分のサイズを測った後、ズボンとポロシャツをヤフーで注文。
しかし商品が届いたあと試着するとシルエットが微妙に気に入らない。
返品の送料があわせて1400円。
これって佐川急便だけが得するシステムなんじゃ。。
○今日はfree fromとfree ofの違いの話です。
どちらも「〜がない」と辞書には書いてあります。
★Kawasaki is free from air pollution.
川崎市は大気汚染がない
★The exhibition is free of charge.
この展覧会は入場料がない
両者の違いが結構混同されて使われていることもあるのですが、
それぞれの雰囲気を伝えてみたいと思います。
■■Step
○まずfree from。先ほどの例文
★Kawasaki is free from air pollution.
川崎市は大気汚染がない
ここでは、fromの後ろには「大気汚染」というネガティブなイメージのものが置かれます。
そもそもfree fromの直訳は「〜から解放されている」です。
私たちを苦しめるものからの「解放」、つまりそれが「ない」ということのようです。
○次にfree of。
★The exhibition is free of charge.
この展覧会は入場料がない
ここではcharge「料金」がない、ということですが、これも私たちを苦しめるものです。
でもofのときは後ろには「当然あるべきもの」が置かれることが多い。
先ほどの例文の文脈でchargeは「展覧会の入場料」で、ふつうは当然払えといわれるもの。
それが無いときにfree ofが使われる傾向があるようです。
一方で、air pollutionは当然どこの町にもあるものではないですよね。
その場合はfree fromを使う。
■■Jump
○まとめます。
★free from[of]+苦しめるもの
★ofの後ろは「当然あるべき苦しめるもの」
わかりましたでしょうか。
○本日の問題
No war is free [ ] cost to the participants.
参戦国にとって損失のない戦争はない
ここでのcostは「戦争に伴う損失」のことです。
コストのかからない戦争なんて無いですよね。
つまり「当然あるべき苦しめるもの」です。
したがって解答はd)ofです。
fromにしないように気をつけてください。
(裏)
先ほどサンバイザーを注文。さぁ返品するぞ。