2007年09月26日

120:see=起こる?

[適語を入れましょう]

The eighteenth century ( ) the Industrial Revolution.

18 世紀に産業革命が起こった

1. happened

2. occurred

3. broke out

4. saw

解答3行下





■答4. saw


■本日のポイント

★S see O

S=ある時代・地域
O=ある事態・出来事

「SにOが起こる」

■■Hop

○おはようございます。

先週報告しました中指の怪我もだいぶ癒えてきました。

一週間包帯を巻いていたので、絆創膏だけになったらかなりの開放感。

「さぁ中指でなにをしようか」とわくわくしています。

それにしても右手が使えないってすごく不便なことですね。

まず、顔が洗いにくい。

顔の右半分をうまくすすげず足元がびしゃびしゃ。

その後鏡の前でローションを塗っていても左手だけではうまくぬれない。

それでも下を向いて、片手で必死に顔を撫で回していると

鏡に映った自分はまさに猫の洗顔ポーズ。

PCのキーボードも初心者のような必殺人差し指打ち。

うーん、生きづらい。

五体満足って大切ですね。

○本日はいわゆる多義語とか呼ばれるものです。

たとえば私はす○だ○予備校の学生のころ先生に

「failには「〜のいうことをきかない」という意味があるんだっ」

と教えられ、へぇぇぇぇぇとあほみたいに驚きながら

★My words failed me in the job interview.

「就職の面接で言葉が私のいうことをきかなかった」

なんて文を必死で暗記したりしてました。

みなさんこれってどうですか?

毎回言っていることですが、

「ひとつの単語には意味は一つしかない」

の大原則に反しています。

私が教えるとしたらいたってシンプル。

「failは「失敗」の意味を表す動詞。以上。」

○実際にこの「失敗」で直訳してみてください。

後ろに「me」が来ているので、「私を失敗させる」ぐらいでいいです。

「面接で言葉が私を失敗させた」

これって、面接のときにうまく言葉が出なかったという意味ですよね。

先ほどの

「就職の面接で言葉が私のいうことをきかなかった」

という訳となんら変わりません。

皆さん、多義語だと思い込んで暗記をすると損しますよ。

■■Step

○上の考え方でいくと今日の問題は一発で理解できるはずです。

一般には

★S see O

S=ある時代・地域

O=ある事態・出来事

「SにOが起こる」

e.g.

The Showa era saw WWU.

昭和時代に第二次大戦が起こった

なんて教わるものです。

しかし、seeに「〜が起こる」なんて意味があるのでしょうか。

いやない(反語)。

seeの意味は「見る」。以上。なんです。

○たとえば日本語で、

「江戸時代には町人文化の繁栄をみた」

とあれば

「江戸時代に町人文化がさかえたんだなぁ」

ってわかりますよね。

これを英語で書けば下のようになります。

★The Edo era saw the bloom of townspeople culture.

「繁栄を「みた」」がsaw the bloom~と表現されてますね。

結論:日本語と英語は同じ。

なんです。

だから、変に多義語だなんて思わないで書いてあるとおりに直訳していれば自然に理解できるんです。

■■Jump

○本日の問題

★The eighteenth century ( ) the Industrial Revolution.

「18 世紀に産業革命が起こった」

この訳を次のように言い換えるとわかるはず。

「18世紀には産業革命をみた」

もちろん解答は4.sawです。

○ほかの選択肢を打ち消しておきます。

1.happenedと2.occurredは「Sが起こる」です。

「18世紀が起こった」の意味になるので×。

3.broke outは「戦争や災害が」起こる、という使い方なので文意が合わない、といったところです。


(裏)
針をうってきました。まったく効いてません。
posted by マサ at 02:32| 動詞周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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