Christian used to go to church merely to keep up appearances.
答は?
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■試訳
クリスチャンは体面を保つためにだけ教会に行っていたものだ
■本日のポイント
★aとかtheとか、名詞周りの意識
■■Hop
○おはようございます。
かなり久しぶりの発行になりまして申しわけありません。
新年度を迎え、全国の受験生の皆さんの一助となるメルマガを届けられたらな、
と気持ちを新たにしております。
それでは今年度一発目!
○某予備校での先週のこと。
以下のような和訳問題↓
★~~~, Verity took the place of her mother.
・take the place of「〜の代わりをする」
を学生に当てたところ
「え〜、真理(しんり)は母親の代わりをした」
「…。なにそれ。しんり?」
「辞書に「Verity=真理」って書いてました」
「あんたね、辞書様の言うことには何でも言いなりになるんか?」
「だって辞書以外に何を頼ればいいんですか」
この学生が新興宗教にはまらないか心配です。
何に頼るって、辞書じゃなくて自分ですよ自分。
自分の頭で考えろ〜〜。
「( )は母親の代わりをした」
ってことは
( )はおそらく人間。
文中なのにいきなり大文字になっているし、
Verityは人名です。
「ベリティは母親の代わりをした」
が正しい解釈ですよね。
■■Step
○このように、名詞についての思い込みは意外と起こっているもの。
しかし、先ほどのVerityが、「文中なのに大文字」ということから「人名だ」とわかるように、
ちょっとした注意力で誤りを訂正できるものも多いです。
たとえば冠詞のaの有無とかでいろいろわかります。
aが付いていると「数えられる具体的な形があるもの。他にもある中の一つ」を表しますよね。
するとたとえば
★company
だと「会社」の意味ではない。
「会社」だと他にもある形あるものだから
a companyとか
companiesのはずです。
そこで「他の意味は何だろう?」と思って辞書を引くと
★「同席すること」
などと意味が載っていたりします。
■■Jump
○本日の問題
★Christian used to go to church merely to keep up appearances.
churchという語彙にひっぱられてChristianを「キリスト教徒」と取るのは×。
「キリスト教徒」というのは結局「人」ですから数えるはず。
a ChristianとかChristiansと発話されなければなりません。
したがってここでは他の意味。
「クリスチャン」という人名だと気づいて欲しいところ。
merely = only
keep up appearances「体面を保つ」
解答は「クリスチャンは体面を保つためにだけ教会に行っていたものだ」になります。
理解できたでしょうか。
(裏)
さっきから頭痛がひどいです。
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