2007年01月19日

111:センター対策6 料金

■[センター予想point6]

2001年度本試験

A [ ] is the money that you pay for a journey made, for example, by bus, train, or taxi.

1 charge 2 cost 3 fare 4 fee




■答3fare

( )はたとえばバスや電車、タクシーに乗るのに払う金でである


■Essence
「fee」

1:専門職に対する謝礼

2:団体に払う「入場料」「授業料」「会費」

「charge」

=サービスや労働に対する「料金」

「toll」

=通行料

「cost」

=生産にかかる費用、経費

「犠牲」の意味にも。

「fare」

=乗り物の運賃

■Hop

○日本語では同じ単語で済ませているのに、英語では場面によって使い分けている。

そんな単語でセンターなど受験頻出のものがあります。

そのなかの一つが「料金」。

受験一般でよく出題されるのでチェックをしておきましょう。

「fee」

1:専門職に対する謝礼

★an actor's fee

俳優の出演料

俳優は専門職ですね。

弁護士などに払う「料金」も専門職なのでfeeです。

★I'll perform without a fee.

謝礼金なしで演奏いたしましょう

この文だと「演奏家」をいう専門職がいる前提なのでやっぱりfeeになります。

2:団体に払う「入場料」「授業料」「会費」

★I couldn't pay my college fees.

大学の授業料が払えなかった

■Step

○次は「charge」

=サービスや労働に対する「料金」

★The information is available at no charge.

情報は無料です  

情報提供という「サービス」に対するものだからchargeになります。

○次。「toll」

=通行料

★pay a toll for using a road

道路を通行するため料金を払う

高速道路にいくと「料金所」がありますが、

英語では「toll gate」といいます。

日本の高速道路料金所にもtoll gateって書いてありますよ。

○お次は「cost」

=生産にかかる費用、経費

★the huge production costs of a movie

映画の莫大な製作費用

できれば払いたくねぇな、っていう印象から

「犠牲」の意味にも。

★human costs of war

戦争における人命の犠牲

■Jump

○最後は「fare」

=乗り物の運賃

★They've slashed airline fares again.

ふたたび航空運賃を切り下げた

○本日の問題は

A [ ] is the money that you pay for a journey made, for example, by bus, train, or taxi.

( )はたとえばバスや電車、タクシーに乗るのに払う金でである

答はfareですね。

(裏)

ももひきがどうしてもはけません
posted by マサ at 05:41| 単語のニュアンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月13日

109:センター対策4 forgettable

■[センター予想point4]

適切な語句を選べ

2000本試験

Paul left his book at home again. He’s so [ ].

1 forgetful 2 forgettable




■答1forgetful

ポールはまた家に本を忘れた。彼はとても忘れっぽい。

■Essence

・forgetful「忘れっぽい」

・forgettable「忘れられやすい」

・動詞+able=主語との関係が受身

・動詞+ful=主語との関係が能動


■Hop

○本日の問題も定期的にセンターで出題されているものです。

私も勤めている河合塾のセンター解説本には次のように書いてあります。

★形容詞forgetful「忘れやすい」の用法

・forgetfulは主として「(人が)忘れやすい」の意味で用いられる。

・2のforgettableは「忘れられがちな」の意味で、文意に沿わない

どうですか皆さん。

この解説こそ忘れやすそうですよね笑。

しかも夢がない。

「覚えなきゃいけないんだな。。。

どれぐらい暗記しなきゃいけないんだろ」

ってなりませんか?

■Step

○個別に単語を覚えるのではきりがありません。

実は〜ableと〜fulでそれぞれ共通する傾向があります。

次の簡単な文を見てください。

★This error is regrettable.

この間違いは残念だ。

regrettableは辞書には「残念だ」と書いてありますがそれではよくわからない。

そこで、単語をよく見ると、

regret「残念に思う」という動詞+able

ですね。

主語のerror「間違いは」と、regretの関係を考えると、

「間違いは残念に思われる」

人によって、間違いが残念に思われる、

つまり受身の関係になっています。

☆動詞+able=主語との関係が受身

なんです。

○次の文はどうですか?

★His behavior was respectable.

彼の行動は尊敬できる

respectableは「尊敬できる」ですが、

「行動は(人によって)尊敬されている」で

受身の論理になっていますね。

He is respectableだと

Heは尊敬されている人ということになります。

○一方で、動詞+fulの場合はどうでしょうか。

★We are respectful toward him

われわれは彼を尊敬している

主語のweはhimを尊敬しているんですよね?

つまり

☆動詞+ful=主語との関係が能動

になります。

〜ableとの関係がちょうど逆になります。

■Jump

○それでは本日の問題

★Paul left his book at home again. He’s so [ ].

1 forgetful 2 forgettable

ポールはまた家に本を忘れた。彼はとても忘れっぽい。

主語はheです。

そのheは前文のPaulで、Paulはよく忘れ物をすることが書かれています。

ということは

主語Heは忘れ物「forget」をする「能動」の関係ですよね?

ということは能動の関係を表すforgetfulが答です。

ここでforgettableをいれてしまうと受身の関係になってしまいます。

★He is so forgettable.

彼はわすれられる、の関係ですね。

彼は忘れられやすい、の意味になってよくわかんなくなりますよね。

これで〜ableと〜fulの判別は二度と間違わなくなったはずです。

(裏)

温泉行きたい

posted by マサ at 12:10| 単語のニュアンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月11日

060:all とwhole

[誤りを探しましょう]

My whole years appear nothing.
「私の全人生はまったく無駄なもののように思える」

■答
my whole years appear
→all my years appear
→my whole life appears

■Hop

○おはようございます。

ここのところ「センター英語得点UPマニュアル」の発送にてこずってメルマガの発行ペースが大幅にずれ込んでおりました。

今日からは何とか元に戻していく(つもりな)のでよろしくお願いします。

○前回はall単独のお話でしたが、本日はwholeとallの違いです。

意味はどちらも「全部、全体」とか「全…」で変わりありません。

ただ使われ方がちょっと違う。

これはイメージの相違から来るものです。

まずはall。
all.GIF

何でしょうこの人たち。

次はwhole。
whole.GIF

ご臨終です。

バラバラ殺人です。

allというのは、もともと個体として別のものが集まってそれらすべてをさす場合に使います。

それに対し、wholeはもともと固体としては一つのものの部分部分が完全にそろっている場合に使う。

たとえばcountry「国」はたくさんありますよね。

それらがそろったときには

all countries

です。

もちろんcountryは複数形になります。

whole countriesと書くと×。

んじゃworld「世界」はひとつですよね。

いろんな地域国が集まってひとつの世界を作ってますよね。

もともとひとつのものです。

それで「全世界」というなら

whole worldとなる。

もともとひとつなんだからworldは複数形にしてはいけません。

そういやA Whole New Worldとかって歌ありましたよね。

♪I can open your eyes♪目あけたるでーとかから始まるあれ。

映画「アラジン」の主題歌でしたっけ。

要するに、細かい例外はありますが、基本的にwholeの後ろには複数名詞がくっつかないんです。

■Step
○それではなぜwholeは単体のイメージなんでしょう。

大昔は「健康な」という意味で使われていたそうです。

これは「全部そろった」という発想から。

ここから「全体の」が出てきた。

そう、もともと一人の人の健康状態を指す言葉なんです。

だから単体のイメージや後ろに単数名詞が来るのは当たり前です。

ちなみにholy「神聖な」という言葉がありますが、

これは「何者にも犯されていない、完全な」という意味。

「全部そろった」のwholeと似てますよね。

同じ語源です。

つづりが似てるでしょ?

○本日の問題

My whole years appear nothing.
「私の全人生はまったく無駄なもののように思える」

これは後ろに複数名詞があるのでだめ。

だからといってyearを単数にすると、「全人生」の意味ではなくなるので、たとえば

my whole life

とかにすると意味も単数という条件もクリアします。

allを使うのであれば

all my years

とかにしてください。

allの位置はmyの前です。

all the studentsとかと同じですね。

わかりましたでしょうか。

☆本日のポイント☆

*wholeは単数名詞につく、が基本
*all:もともと別の固体の集合
*whole:元は一つのものの全体
*whole, holyは同語源。ちなみにhaleとかも。


posted by マサ at 04:33| 単語のニュアンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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