Such idea can be expressed more clearly in terms of mathematics.
■試訳
この考えは数学用語でもっと簡単に表現できる
■本日のポイント
・termの和訳
→「期間、学期、(契約)条件、間柄、観点、言葉・用語」
・in terms of ~
→「〜の観点で」
・inとくっつくtermは「観点」か「言葉」の意味
■■Hop
○皆さんご無沙汰しておりました。
暗記しないで受かる英語のマサです。
本年度は春先からドタバタが続きまして、メールマガジンの配信が止まっておりましたが、
一段落つきましたので、例年通り、ムダに元気よく配信を再開したいと思います。
○本日の問題は実際に河合塾で教えたものです。
長文の一節だったのですが、授業後に質問が集中。
「マサせんせー、さっきの和訳なんですが」
「なに?」
「in terms ofは「〜の観点で」じゃないんですか?」
「なんで?」
「だって辞書にそう書いてたから」
辞書とはある文脈とは関係なく、意味をちぎって載せているだけの存在。
文章をよく読めば「観点」の意味ではないとわかるはずです。
■■Step
○まず次のことを理解してください。
数あるtermの意味の中でも、inにくっつくtermは大体「観点」か「言葉」の意味になります。
☆in + term(s)=「〜な観点、〜な言葉」
確かに辞書には
☆in terms of~・in ~ terms「〜の観点で」
と書いてありますが、次の文ではどうでしょう。
★~ describe the unknown in rational terms
×「合理的な観点で未知のものを描写する」
微妙な日本語ですが、describeは「「言葉で」言い表す、描写する」という意味。
ですから
○「合理的な言葉で未知のものを描写する」
のほうがしっくりきます。
「なんで「言葉」の意味のtermにinがつくの?」と思う人に中1レベルの例題を。
★[適語をいれよ]
I wrote a letter ( )English.
わかりますよね?
答はin。
「英語で〜」というときin Englishというのは誰でもわかる。
そこで、Englishは「言葉」なわけですから、要するに
「言葉で〜」というときは「in + 言葉」になるんです。
だったら
★〜describe the unknown in rational termsも
「合理的な言葉で〜」という意味になり、「in + 言葉」のパターンと考えるのが自然です。
■■Jump
○本日の問題
★Such idea can be expressed more clearly in terms of mathematics.
この文章も動詞が「express=説明する」になっています。
「説明」は基本「言葉で」するもの。
「言葉で」を表す英語は「in + 言葉」のパターンです。
したがって、以下の部分
★〜in terms of mathematics.
は「数学的な言葉で」の意味。
いくら辞書に欠いてあるからといって、
決して「数学的観点で」の意味ではありません。
わかりましたでしょうか。
(裏)
最近無性に腹が減ります。妊娠でしょうか。