2006年07月12日

094:関係詞節内のused to

[意味を取りましょう]

I learned the methods which they used to hunt animals.

解答3行下




■試訳

私は彼らが狩猟をするのに使った方法を学んだ

■Hop

○おはようございます。

昨日新宿駅で改札へと急いでいました。

すると正面におしゃべりに夢中の厚化粧のおばちゃん。

「ぶつかるっ」と思ってよけたらなぜかおばちゃんも同じ方向へ移動。

見事に私の肩口へ衝突しました。

おばちゃんの顔は「なによあんた」ぐらいの勢い。

不機嫌になりながらそのまま授業にいきました。

生徒「くすくす」

私「なんだ?」

「先生、肩。肩肩。」

「あ」

白シャツにファンデーションと口紅がべっちょりついてました。

洗濯しても落ちないんですけど。。。

○本日は関係代名詞説中に出てくるused toの話です。

まずは関係詞代名詞の節の特徴を確認します。

★the case←(which I set on the desk)

「私が机の上に設置したケース」

関係代名詞だって代名詞です。

it「それ」となんら変わりなく、前方の名詞を指すのが基本用法。

上の例ではwhichは前のthe caseを指しています。

上の文の(  )内を独立させてやると

★ I set the case on the desk

ですね。このsentenceのcaseが代名詞になると

★I set it on the desk.

になり、itをwhichであらわすとwhichは先頭に移動しますから

★which I set on the deskになる、というわけです。

■Step

○何が確認したかったかというと、

「関係代名詞の後ろには、関係代名詞がもともとあった場所が空席で開いている」

ということ。

先ほどの

★the case←(which I set on the desk)

だと

★the case←(which I set ◎ on the desk)

◎の部分が空席ですね。

○それでは次のphraseを「空席」を意識しながら訳してみてください。

★books which the library has to satisfy our demands

「図書館がわれわれの要求を満たすために所有している本」

これを

「has to=〜しなければならない」ととってしまって

「図書館が〜を満たさなければならない本」と訳すと間違いです。

関係詞後の「空席」は

★books←(which the library has ◎ to satisfy our demands)

hasの後ろです。ということは( )内の元の形は

★the library has books to satisfy our demands

となり、hasとtoは本来離れているんです。

■Jump

○それでは本日の問題

★I learned the methods which they used to hunt animals.

この文を「used to=過去の習慣〜したものだった」ととると敗北です。

which以降の「空席」は以下のとおり。

★〜the methods←(which they used ◎ to hunt animals) .

元の形は

★they used the methods to hunt animals.

「彼らが狩猟をするためにその方法を使った」です。

実はused toはusedは「使った」to ~は「〜するために」という

中学二年生でもわかるポイントでした。

○こういうのはあせって読んでると気づかないものですから、

関係詞の後ろのhave to、used toには反応するようにしておいてください。

☆本日のポイント☆

・「関係代名詞の後ろには、関係代名詞がもともとあった場所が空席で開いている」

・関係代名詞+S+used to[have to]+Xには要注意
posted by マサ at 07:19| 関係詞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月22日

080:関係形容詞のwhich

[適語を入れましょう]

I said nothing, ( ) fact made him angry.
私は黙っていたが, そのことが彼を怒らせた.



■答:which

■Hop

○おはようございます。

WBCで日本が優勝しました。

いやぁめでたい。

個人的にはイチローがいっちゃってるのが面白かったです。

それにしてももうシーズンが終わったような雰囲気。

今後気合入るんですかねぇ。

○本日の問題は関係形容詞のwhichです。

★which fact, which time, which language…。

上のように名詞にくっつくから関係「形容詞」と呼ばれています。

もちろん疑問詞の「どちらの」という意味とは違いますよ。

○下の空欄にはどんな関係詞が入るでしょう。

★She speaks French, ( ) language I don’t understand.

「彼女はフランス語を話すが、その言語を私はわからない」

中学生に解かせると全員whoseというはずです。

彼らは「名詞にくっつく関係詞はwhose」、「「その、この、その人の」と訳すのはwhose」と覚えているからです。

我々も

★I like Tom, ( ) father is very rich.

「トムが好き、その人の父は金持ち」

みたいな文でwhoseを入れた経験がありますよね。

ところが先ほどの問題

★She speaks French, ( ) language I don’t understand.

「彼女はフランス語を話すが、その言語を私はわからない」

の解答はwhichになります。

○「whose + 名詞」と「which + 名詞」の違いは何でしょうか。

whoseが指している部分(いわゆる先行詞)とwhoseの後ろにつく名詞の関係で考えます。

★I like Tom, whose father is very rich.

「トムが好き、その人の父は金持ち」

この文だと、whose「その人の」が指すものはTomです。

後ろの名詞はfather。

この両者の関係はイコールではありません。

当たり前ですよね。

その人のお父さん、つまりTomのお父さん、と書いてあるんだから、

Tomとfatherは別人です。

まとめます。

*[先行詞+whose +名詞]のとき

⇒ 先行詞≠名詞

■Step

○一方で、「which + 名詞」の場合は、先行詞と後ろの名詞がイコールになります。

★She speaks French, which language I don’t understand.

「彼女はフランス語を話すが、その言語を私はわからない」

先行詞はFrench、後ろの名詞はlanguage。

フランス語は言語です。

イコール関係が成り立ちます。

*[先行詞+which+名詞]のとき

⇒ 先行詞=名詞

○関係形容詞のwhichはtheに近いものがあります。

先ほどのも「フランス語、その言語を…」とtheで読むと「言語」というのはFrenchを指してイコールだとわかりますね。

○本日の問題

★I said nothing, ( ) fact made him angry.

私は黙っていたが, そのことが彼を怒らせた.

これは「その」が指す内容は「I said nothing」です。

つまり先行詞。

ここと、空欄のうしろのfact「事実」はイコールですね。

「私が何も言わなかった」という「事実」ですもんね。

だから解答はwhichになります。

whoseにしないように。

わかりましたでしょうか。

☆本日のポイント☆

[先行詞+whose +名詞]のとき
⇒ 先行詞≠名詞

[先行詞+which+名詞]のとき
⇒ 先行詞=名詞

関係形容詞のwhichはtheみたいな意味。
posted by マサ at 09:40| 関係詞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月04日

058:what


[意味を取りましょう]
He gave her what money he had.

■試訳
彼は彼女に自分のもっているどんな金でもあげた。

■Hop

○それでは本日の解説。

皆さんはwhatについてこんなふうに習っていませんか?

◆関係詞形容詞のwhat=all the

これってどうなんですかね。

どの参考書にも書いていますけど、私にとってはとてもナンセンスな教え方に思えます。

この教え方にあわせて本日の問題を訳すなら

He gave her what[=all the??] money he had.

「彼の持っていたすべてのお金をあげた」

になります。

私も受験生のときにそう覚えました。

「whatって「こと」とか「なに」とか「すべての」って意味があるんだ、意味ありすぎっ」

あのですね、いつも言っていることをもう一度言います。

新年ですし。

「ひとつの単語にはひとつしか意味がない」

whatの意味といえばなんですか?

「何」ですよね。

中一でも分かります。

それでは中学生のときに習った次の文の意味は?

What plan do you have?

「何の計画をあなたは持っていますか?」

what が名詞にくっついていてもやっぱり「何」の意味。

◆what + 名詞 「何の[名詞]」

ちょっと意訳するなら「どんな[名詞]」ぐらいですかね。

◆what+名詞 「どんな[名詞]」*意訳

「どんな計画をあなたは持っていますか?」

それでは今日の問題、

He gave her what money he had.

これもwhatがmoneyという名詞にくっついていませんか?

というか、どんな使われ方をしていてもwhatは「何」です。

「なに」で直訳すれば勝手に「all」の雰囲気だって分かりますよ。

「自分の持っているなんの金でもあげた」

分かりますよね?

「なんの金でもあげた」

=「どんな金でもあげた」ってことですよね。

財布の中の金はもちろんポケットの中の金も銀行の金も、「なんの金でも」あげたってことです。

「すべての金をあげた」と意訳してもいいっていうだけのこと。

みなさん、参考書がいうほど英語は難しくありません。

ひとつの単語はひとつの意味しかない、と実感できるでしょうか。

☆本日のポイント☆

・whatは常に「何」の意味
関係詞とか疑問詞とかどうでもよい。

・what + 名詞「なんの+名詞」で直訳すること
「どんな+名詞」も可


posted by マサ at 21:06| 関係詞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月31日

014:関係代名詞と関係副詞

マサ@前かがみ15°です。

腰痛は全快しました。

15°は猫背のせいです。

今週はメルマガでお友達の受験サイトのPR文を入れています。

ワンクリック詐欺ではありません。笑。

もちろん無料。

管理人さんはとっても丁寧な方なので安心して閲覧してください。

それでは本日の講義。

【適語を選べ】
I don’t know the reason (why, which) he obscured.
解答3行下



【答which】
えーと、今日は何から話しましょうか。

メイルでリクエストが来たんですが、

「the reason why~とthe reason which~の違いがわかりません」ということでした。

簡単じゃん。

何が違うって、whyは「なぜ」ですよね?

whichは「それ」です。

違いはそれだけ。

私は直訳主義です。

言語は意味を伝える道具なんだから、意味以外に正解の根拠はない、が基本。

文法屋さんたちは専門用語で分類するのが大好きだけど、

私はそれがみんなの混乱のもとだと思っています。

「せんせー、関係代名詞と関係副詞の違いじゃないんですか?」

君たち分類するの好きだねぇ。

「良江ちゃんはA型だからきっちりタイプなんだよね、良江ちゃんとは逆に山田君はO型だから八方美人?うふっ」

私は父がOで母がAのAOです。

きっちりだけど八方美人タイプ。

矛盾してるじゃねーか。笑。勝手に分類しないでくれー。

そんなことより一人一人の個性を見てあげてください。

whyは「なぜ」。以上。

whichは何か聞いている文では「どちら?」後ろから名詞にくっつく文、つまり関係詞と呼ばれるwhichでは「それ」。以上。

後半の「それ」っていう意味のときはいわゆる関係代名詞なんだけど、んなことはどうでもいいです。

少しトレーニングしましょう。

書いてある順番通りに直訳してください。

This is the reason why he noticed it.

「これは理由だ。なぜ彼が気付いたのかそれに」

問題なしです。次。

This is the reason why he noticed.

「これは理由だ。なぜ彼が気づいたのか」

え。何に?何に気付いたの?

後半に不足感がありますよね。

だから言葉が足りないって理由で×

次。

This is the reason which he noticed.

「これは理由だ。それに彼は気づいた」

問題なし。次。

This is the reason which he noticed it.

「これは理由だ。それにかれは気付いたそれに」

かなり問題があります。

というか、どもってます。

後半の「それ=it」は邪魔です。

だから×

itの名詞をなくせば正解です。

これを文法屋さんたちは次のように説明します。

「whichは関係代名詞で、ここから後ろの文に名詞が欠けている不完全文がくる」

「This is the reason which he noticed itではwhichの後ろにSVOの完全文が来ていて名詞が欠けていないからwhichは使えない」

まぁ、そうなのかも知れないけど、分類するなよなぁ。

訳せばわかるじゃん。

訳したら最後の「それ」が邪魔だってわかるじゃん。

本文では

I don’t know the reason why he obscured.

「私は理由を知らない。なぜ彼がごまかしているのか」

何を?何をごまかしてるの?不足感で×

I don’t know the reason which he obscured.

「私は理由を知らない。それを彼がごまかした。」

それぞれの文に不足感はありません。よって○

直訳しましょう。

そうすれば勝手に答えは出ます。

わかった?

明日はこの知識をリーディングに役立てます。

☆本日のポイント☆
・why「なぜ」
・which何かを聞く文では「どちら」前の名詞にくっついてる文では「それ」
・who(m)は「その人」where「どこ」when「いつ」how「どのように」
・直訳すれば自然に答えはでる。

〈文法屋の主張〉
・関係代名詞(which, who(m), that)の後ろは名詞の欠けている不完全文
・関係副詞(where, why, when, how)の後ろは完全文
posted by マサ at 07:23| 関係詞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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